チタンカード。カード番号は画像処理を行なっています。
Image by: FASHIONSNAP.COM

Business インタビュー・対談

【コラム】あのアメックス センチュリオンカード保有者に会ったので色々聞いてみた

センチュリオンの上のクラスは実在する?

―センチュリオンを手にするには入会金50万円で年会費が35万円、合わせて91万8,000円(税込)と超高額な支出がまず発生しますが、センチュリオンの誘いを断ろうとは思わなかったですか?

A:全く思いませんでしたね。断ったら二度と来ないと聞いていたので。正直、付帯のサービスとかはほとんど理解してないです(笑)。なので、これを使いこなしてやるとか年会費の元を取ってやろうとかは思ったことないですね。
※死ぬほどある特典のなかでも唯一知っているのはパーソナルコンシェルジュだけとのこと。

―掛け捨ての保険みたいな感じですね(笑)。

A:はい、すみません(笑)。よく年会費が高額すぎると言われてますが、そのくらいの金額ならあまりインパクトがないのでどうでもいいというか。入会金と年会費に驚くような人にはそもそもインビテーションは来ないのかなって思います。多分、他のセンチュリオンホルダーも同じ考えだと思いますよ。

※もともと2002年の発行時では年会費は16万8,000円。しかし37万8,000円に値上げ、入会金という制度も新設された。ちなみに2019年5月現在は同じ年会費。

―年会費が高すぎてセンチュリオンの誘いを断ったやダウングレードしてプラチナに戻したという報告が時々ありますが。


A:私の知っている限りでは皆無ですね。担当者の人も今までで一人も見たことないって言ってました。全く使わなくなっても絶対にセンチュリオンは手放さない、という人がほとんどだそうです。

―定員制とも言われるセンチュリオンを手放すタイミングってどういうときなんでしょうかね。

A:多いのは、ホルダーが亡くなられた時。それと会社が倒産、自己破産をした場合。それと刑事事件の被告になったり刑が確定するとアメックスから返却を求められるそうですよ。
※プラスチックはハサミで切れるが、チタンは無理なので返却を求められるそう。


―ずばりセンチュリオンの魅力は?

A:やはり”頂点”というところじゃないでしょうか。これ以上のステータスと知名度があるカードがないというところに魅力を感じますね。見栄で持つというよりも自己満足の部分がかなり大きい気がします。



―調べたのですが、センチュリオンホルダーのみに送られる会報紙の「CENTURION」の国別の最新の発行部数が書いたものがここにあるのですが。

A:へー、初めて見ました。日本は発行部数が8,500部なんですね。

センチュリオンホルダーにのみ送られる会報紙「CENTURION」のSPRING 2019。一般のラグジュアリー誌とはレベルの違うラグジュアリーな内容に驚愕。

―はい、1人に1冊配るとしてマックスで8,500人。ただ発行部数なので多めに刷っていると思うので、実際はその8~9割の6,800〜7,650人ほどがセンチュリオンホルダーじゃないかなと考えています。

A:香港は1万人か。インドは1,500人しかいないんですね!



―インドは対人口で考えると0.000001%しかいないんです。フランスでも1,700人しかいません。各国のアメックスのカードシェア率も関係していますが。

A:日本のプラチナカード人口はどれくらいなんですか?



―アメックス・プラチナカードホルダーに配られる会報誌「DEPARTURES」の日本発行部数は11万5,000部ですね。ちなみに世界で一番多いです。



A:一見多そうに見えますけど、それくらいしかいないんですね。



―他にもいろいろありますが「CENTURION」の全世界発行部数が8万5,800部なので9割を実際に配布していると仮定すると、世界でセンチュリオンを保有している人は7万7,220人という感じですね。

A:思った以上に少ないですね。



―ただ、センチュリオンを発行していない国も多くプラチナが最上グレードという国もあるのでそういった国で発行されればもっと増えると思います。

A:増えてほしくないですね(笑)。

「CENTURION」のカタログに記載されていたジュエリーの価格。2億100万円。こういうものがこれでもかと掲載。広告も普段見かけないブランドが多く、見ていてとても面白いです。


―やっぱりそう思うんですね(笑)。ちなみにセンチュリオンの上のクラスがあると聞いたことがあるのですが。



A:私も担当に聞いたのですが、「正真正銘センチュリオンが最上クラスです」って言われました。伝説的な話でクリスタルやスケルトン、パープルというものがあると言われていますね。私が聞いた噂は、センチュリオンの上になるとアメックスがレギュラーで出していない色を自由に選べてカードを作ってくれると聞きましたね。


※同じくセンチュリオンホルダーだった井川意高さんの著書「溶ける」に記載。

―それは面白そうですね!センチュリオンの上のクラスはできますかね?

A:うーん、しばらくはないんじゃないんですかね。日本国内に限ってはアメックスのビジネスカードではまだセンチュリオンが発行されていないのでまずはそっちを作る気がします。ドイツかどこかは新デザインのセンチュリオンカードが既存会員に配布され始めているって聞いてますし。
※他国ではセンチュリオンビジネスと呼ばれる、ビジネスカードのセンチュリオンが発行されている。日本ではプラチナまでしかない。

―なるほど。もしセンチュリオンより上のクラスができたら目指しますか?


A:もちろんです。他のセンチュリオン会員も目指すと思いますよ。でも作って欲しくないなって思いますが。

―それはまたどうしてですか?

A:なんだかんだで体力がないとお金って使えないと思うんですよね。なのであの出費をまた続けるのかぁって思うと憂鬱になります(笑)。

―そうですね(笑)。ありがとうございました!



写真左から)チタンカード裏面、本カード裏面。チタンカードの黒さが際立ちます。

最新の関連記事

おすすめ記事

Realtime

現在の人気記事

    次の記事を探す

    Ranking Top 10

    アクセスランキング