Fashion インタビュー・対談

【インタビュー】セルフィーとの違いは?NYのスナップハンターが語る「スナップ写真」の魅力

アリ・セス・コーエン
アリ・セス・コーエン
Image by: Fashionsnap.com

 ニューヨークを舞台に60歳以上のマダムのストリートスナップを撮影しているアリ・セス・コーエン(Ari Seth Cohen)。ブログに上がるスナップをまとめた写真集が出版され、日本では展覧会が開かれたほか5月29日からはドキュメンタリー映画の上映もスタートした。彼が撮るスナップが話題を集める一方で、現代は自分自身のポートレートを携帯電話のカメラを使って撮影する「セルフィー」が流行中。誰もが"モデル"と"カメラマン"になれる時代に、伝統的なスナップにはどういう価値があるのか? アリの視点で語ってもらった。

■スナップ写真から見えるNYのマダム像

―スナップ写真を撮り始めたのはいつ頃から?

 2008年です。ニューヨークに引っ越して美術館に併設された本屋さんで働くようになってから、シニアの素敵な女性をたくさん見かけるようになったんです。若い頃から常に年上の面白い方に注目していたせいか、目が行ってしまうんですよね。ある日、ルームメイトからカメラを借りて街中で写真を撮り始めるようになりました。写真は増えていくものの、当時は特にその写真で何かをしようという考えはまったくなかったんですけどね。なので、ブログを始めるなんてことも考えていませんでした。

―では本当にパーソナルなものだったんですね。

 そうです。被写体の皆さんとも個人的にとても仲良くなりましたし、ニューヨークで出来た僕の最初の友人でもあります。最初は趣味でやっていたものが後々自分のフルタイムの仕事になって、シニアの女性たちと近い友人関係を築いたことによって今回こうやって映画にすることもできました。

―これまでに撮影した方の人数は?

 たぶん数百人くらいだと思います。一週間に5人は撮るようにしていますが、同じ方を何度も撮影することもありますね。

映画「アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生」予告編

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