ブランドがこだわりを持って製作しているコレクションには、定番品と呼ばれる代表作が存在しています。新しいブランドとの出会いも、馴染みのあるデザインも、定番を知ることでより魅力と着る喜びが増すはず。そこで今回は、F/STOREで展開している注目のデザイナーズブランドの中から、ひと際目を惹く不屈の名品にフォーカスを当てクリエイションを深掘り。見て知るほどに欲しくなってしまう、シンプルかつタイムレスなアイテムの数々をご紹介します。
目次
ADVERTISING
「ビューティフルピープル」のトレンチコート
上下をひっくり返すことで表情が変わる2way仕様のダブルエンドシリーズなど、独創的なパターンの組み立てを得意とする「ビューティフルピープル(beautiful people)」。ブランド創立時から“大人のための子ども服"をコンセプトに掲げ、自分に合っていればサイズ表記など関係ないという、着る人が自由に選べるサイズバランスのアイデアを確立しています。
代表作と呼ばれるトレンチコートは、身長に左右されずに自由自在なシルエットを楽しめる、タイトにもオーバーサイズにも対応する美しいデザイン設計。丈を調整できるベルトディテールやフォルムを際立たせるハリ感のある生地質など、細部にまでこだわりを詰め込こんだ名品です。
定番品ながら、時代に合わせたブラッシュアップを行っているのも魅力的なポイント。21AWシーズンに10年ぶりのリニューアルを図り、よりオーセンティックで"for everyone"なトレンチコートへと進化しました。袖をラグランスリーブにすることで動きやすさを改善し、着心地の良さも追求。世界最高峰と言われるオーガニックコットンを使用した表地は防シワと撥水加工、裏地は防風性を実現しています。リアルな着用シーンが浮かぶ、性別を問わずにスタイリングが決まるタイムレスな一着です。
「タナカ」のワークジャケット
肩ひじ張らないカジュアルウェアを展開する「タナカ(TANAKA)」。デニムやワークジャケットなど普遍的なアイテムを構築した先人達に敬意を払い、“これまでの100年とこれからの100年を紡ぐ衣服”と題し、性別や年齢、国籍を問わない多様な人々にフィットするクリエイションを続けています。
カジュアルなルックに欠かせないデニムを定番素材として掲げ、作業服としての歴史が深いジャケットとジーンズをモダンにアップデート。日本が誇るハイクオリティな国産デニムとのコラボレーションシリーズや、リバイバルを重ねるジーンズコレクションなど、前職でデニムのデザインを担当していたデザイナーの説得力あるモノづくりを体験できます。
ヴィンテージウェアへのリスペクトを感じるワークジーンズジャケットは、懐中時計用のボタンホールや機能的なポケット、セルビッチディテールなどブランドらしいこだわりを散りばめた一着。サステナブルな生産背景を持つカイハラ社製デニムを採用していることも、定番として愛され続ける理由の一つです。
「ポステレガント」のウールカシミアリバーベスト
“ポスト+エレガント”の造語により生まれた「ポステレガント(POSTELEGANT)」は、トレンドにとらわれないシンプルかつひとひねりあるプロダクトが魅力的。ジェンダーの壁も払拭しワンピースやスカート以外はほぼユニセックスで製作するなど、日常をワンランクアップする着心地と価値のあるリアルクローズを提案しています。
タイムレスなラインナップは日本の高い技術力を駆使した素材があってこそ。時代と性別を超えて着用できる「ポステレガント」の定番は、一目見ただけで上質だと解る、繊細でやわらかな表情に魅了されるウールリバー生地。風合いを楽しめるコートやジャケットに取り入れている、2枚の布を1枚に縫い立てたダブルフェイス生地です。
手仕事の巧妙さが光る仕立て映えの良さは、50年以上もの歴史がある希少性の高いションヘル織機を扱う、日本の職人だからこそなせる技。ゆっくりと丁寧に織り上げた厳選素材を用いたビッグシルエットベストで、こだわりをさらりとまとってみてはいかが?
「ボーディ」のスタンダードカシミヤセーター
究極の日常着をテーマに、ミニマルなユニセックスのカシミヤアイテムを展開する「ボーディ(BODHI)」。素材の美しさや質感を際立たせた、飾り気のないデザインに自信とこだわりが溢れるニットウェアには、デザイナーが探し求めて出会ったという丈夫でしなやかな毛質のホワイトカシミヤを贅沢に使用。
内モンゴル産のホワイトカシミヤを用いた製品は、長く繊麗な毛糸で編み込み極上の肌触りを実現。12ゲージのスタンダードカシミヤセーターは、軽やかながら保温性と保湿性が各段に高い、年齢性別を問わずに愛用できる定番品です。クルーネックとリブ編みの裾、自然体なボックスシルエットで、リラックス感がありながらもクリーンなルックに整えてくれます。
カシミヤは決して扱いにくい素材ではないとのポリシーを持つ「ボーディ」は、適切なメンテナンス方法も発信。カシミヤ本来の性質には抗菌・消臭効果が備わり、ブラッシングを施した後風通しの良い日陰で平干しをするだけで、余分な水分が蒸発し日々のケアは完了。毛玉は躊躇なく取り除くことを推奨しており、これらのケアを行うことでより永く愛用することができます。
「N.ハリウッド」のジップアップフーディ
場所や価格に関係なく、どこでも手に入るアイテムだからこそ違いが欲しい。そんな思いに応えてくれる「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」のフーディは、不屈の定番品として相応しい存在。"四季を通じた必要最低限のウェア"として設立時から展開している、アンダーウェアコレクションの中でも人気の高い代表的な一着です。
どことなく上品な印象を放つ霜降りのコットン生地は、裏を起毛させない厚みをおさえた仕上がりで、すっきりとスマートにオールシーズン楽しめます。カジュアルすぎない小振りなハンドポケットと、やわらかく身体を覆う絶妙な身幅と着丈もキーポイント。
もっちりとしたリラクシーな肌触りと着用感、自然にフィットするやや縦長のシルエットで、背面にはブランドのシンボリックなディテールでもあるセンターバックシームを施しています。周りと差をつける、カジュアルルックの重要なピースとして活躍するプロダクトです。
「エヌティーエヌ」のベータシャツ
新しいベーシックをコンセプトに、ラフで抜け感のあるスタイリッシュなウェアを提案する「エヌティーエヌ(NTN)」は、「サカイ(sacai)」メンズ部門の元チーフパタンナー兼ブランドマネージャーとして活躍したデザイナーが手掛ける新進気鋭のブランド。素材が持つ特性を最大限に活かした設計を得意とし、パターンの妙や卓越したカッティング技術を感じさせる、空気を含んだような軽やかで立体的なアイテムが揃います。
定番品としてフォーカスするのは、コーディネートに溶け込むシンプルなベータシャツ。長めに配した袖のボリュームと端整な襟がこなれた印象を放つ、ふんわりとしたドレープを演出するボタンシャツです。胸ポケットにはロゴ刺繍やタグではなく、生地を三角形に折り返して、ブランドのイニシャルであるNを表現しています。
独特のハリとぬめり感がある生地は、浜松の機屋で丁寧に時間をかけて織られた淡く美しいピンクのソリッドコットン。羽織りとしてもインナーとしても扱いやすい、レイヤードスタイルの軸になるニューベーシックな一着です。
「チノ」のブザムシャツ
大人の遊び心が覗く「チノ(CINOH)」のアイテムは、"思い出に残るモノ創り"を理念に掲げたエレガントなカジュアルウェア。細部までこだわった端や飾りの仕様、パターンテクニックでシンプルながらも個性的なワードローブを確立しています。
数ある代表作の中でもひと際存在感を放つ、ブザムシャツをブランドの定番品としてピックアップ。デザインの肝となる胸周りの生地の切り替えをクリーンに表現し、優雅な名残をデイリーユースの白シャツに落とし込んでいます。立体的なテーラーリングで着心地も佇まいも良く、まさに遊び心と高揚感をテーマに製作する「チノ」らしい一着です。
きれい目に寄りすぎない断ち切りの襟の始末や、小粋なアクセントとして機能するギボシボタンは、毎シーズン取り入れているアイテムを象徴するディテール。24SSのブザムシャツは、爽やかなストライプに先染めした高密度ウェザー生地を使用し、ピスネームを模したサングラスホルダーを配置しています。しなやかで毛羽吹きが少ない素材感が頼もしい、自宅での洗濯が可能な実用性抜群のシャツは要チェック。
「アンスクリア」のフレアデニム
ワークやミリタリー、ヴィンテージのエッセンスをミックスしながら、時代にあったアイテムを展開する「アンスクリア(INSCRIRE)」。永く着られるかどうかを重要視し、オーセンティックなデザインにトレンド感のあるバランスとアレンジを加えた、エレガントなカジュアルコレクションを展開しています。
ヴィンテージデニムから素材や加工のインスピレーションを得たフレアデニムは、何度もサンプルの試作を重ねたこだわりの定番品。「ついつい履いてしまう愛着の湧く一本」を目指し作成した、足をすらっと長く見せてくれる美脚シルエットのジーンズです。
程よい色落ちが特徴的な14オンスのデニム地を採用した、ランダムカットの裾が目を惹くセミフレアタイプで、女性が気になる太ももやO脚、ヒップなどの悩みを隠せる計算されたパターンで構成。ハイウエストによるスタイルアップ効果にも期待大な、シーズンごとにマイナーチェンジを繰り返す見逃せない理想的なアイテムです。
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング