Fashion インタビュー・対談

【インタビュー】十倍直昭・野村仁美「グリモワール」躍進の理由は?


若い日本のクリエイターも海外に出れば成功のチャンスがありますか?

十倍:そもそも今の若い人って成功したいと思う人の割合が少ないんですよね。成功したいとか広めたいとかよりも、自己満足の方がどっちかというと多いのかなって思います。人の目を気にして、見栄を張るっていうのがファッションじゃないですか。見栄を張るっていう気持ちがちょっと少ないのかなと思います。

野村:見栄を張ることがださい、恥ずかしいみたいになってる感じもあるのかな。色んな人に見て欲しいっていう欲がない。もし良ければみたいな感じがすごくある。

十倍:この業界って昔の人が引っ張っているのが現状なので、若いスターが1人出てくれると楽しいんですけどね。僕たちは「Grimoire」ってものを広めて行きたいし、「Grimoire」ってものを1人でも多くのひとに知ってもらうために頑張っていきたい。僕らみたいな価値観を持った人が出てきて色々な人が感化されて何か変わっていけばいいなと思います。

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そういう人は現れそうですか?

十倍:今はいないんじゃないですかね。最近のスナップに出てくる人もそう。やっぱり往年のスーパースター達に頼らざるをえない。僕らは雑誌社の人と関わることが多いんですが、読者モデルを変えられないという話をよく聞きます。だから今26歳とか27歳でも平気でメイン張ってる読者モデルの子達がいっぱいいますね。でも20代後半の読者モデルってけっこう、今までの原宿業界じゃありえなかった。下が育ってないのかなと心配になります。

野村:最近よく言ってるのはそろそろまたヤンキーみたいなスターが出てくるんじゃないかと。そういうとこがブームになるんじゃないかって思ってます。今のおとなしい若い人たちに変わって、そろそろワイルドな人がくるんじゃないかと。

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ワイルドとは?

十倍:15年ぐらい前の日本はギャルやギャル男が全盛期で、そのときはスカートも短くて、露出も多かった。そろそろそういう、「悪いやつがカッコイイ」とか「セクシーな女性が良い」と思われる時代がくるんじゃないかと思っています。

最後に、今後5年間の目標を教えてください。

十倍:野村と僕がそれぞれで違うことをやっていけたらと思います。今は共同で一緒にやってますけど、お互いのやりたいことをもっと煮詰めていけたらいいですね。僕としては「Grimoire」という世界の中で、衣食住をやるのが夢です。「Grimoire」という世界を使って、アパレルブランド、カフェ、ネイル......元美容師なので、ネイルサロンやヘアサロンもいいですね。

 ただこの構想を実行して残っていけるのは、お店に色があるところだけだと思っています。「gelato pique(ジェラート ピケ)」がカフェを始めたじゃないですか。今はひとつの世界観からビジネスを派生させていく時代だと思っていて、僕はそれをすごくやりたい。今後はアパレル以外のところに挑戦していきたいですね。

野村さんはどうですか。

野村:十倍が言ってくれましたけど、やはり「アパレルとは違った部分で」という思いはあります。あと自分が旅をするのが好きなので、日本の人に世界の文化や、自分がいいなって思ったものを広めて行きたいですね。それどういう形でアウトプットするかはわかりませんが、今は、そういうことを考えています。自分が「いいな」と思った世界観を表現することを、お客様が評価してくれてる部分があると思うので、お店や物販で物を売るという方法以外にも、何かあると思うんです。それは媒体なのか、本になるのか、わかりませんが、そういう部分をもっと見せるようなそういうことがしたいなっていう展望はあります。

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■Grimoire
住所:東京都渋谷区神南1-10-7 テルス701
Tel&Fax:03-3780-6203
時間:13:00-20:00

■Grimoire Almadel
住所:東京都渋谷区神南1-17-3 神南サンビル 2F
Tel&Fax:03-6809-0827
時間:12:00-20:00
http://www.grimoire.jp

(聞き手:芳之内史也)

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