スターバックスとファッションの深い関係「感動と共感」が鍵

フラペチーノドレスを着た水原佑果
フラペチーノドレスを着た水原佑果
Image by: Fashionsnap.com

 スターバックス ジャパンが、新作フラペチーノ (R)「フルーツ-オン-トップ-ヨーグルト フラペチーノ(R) with クラッシュ ナッツ」を4月15日に発売した。その前夜には、都内で特別なイベントを開催。ファッションを通じて新作を発表するという試みは、今回で実に4年目になる。フラペチーノ(R)をキーワードに行われたファッションイベントを紐解き、スターバックスとファッションの関係について探った。

 

■日常に溶け込む感動

 フラペチーノ (R) の新作発売に向けて企画された今回のファッションイベントで、クリエイターとして抜擢されたのはファッションデザイナーの堀内太郎。ヨーロッパで美術とファッションを学び、アーティスティックな美意識を取り入れたミニマルな作風を特徴とする人気ブランド「タロウホリウチ(TARO HORIUCHI)」を手がけている。 

sterbacks-2-20150414_017.jpgデザイナー堀内太郎

 スターバックスについて「自由」というイメージを持っていたという堀内太郎は今回、イベントのために新作フラペチーノと4種の素材をイメージし、5体のドレスを制作した。「優しさとリラックス」を意識して、休日のイメージや爽やかさを取り入れたという。様々なテクスチャーやモチーフを織り交ぜながら、パンツとスカートを組み合わせたり、白いスニーカーを合わせたりとモダンなスタイルが並んだ。

sterbacks-2-20150414_115.jpg「フルーツ-オン-トップ-ヨーグルト フラペチーノ(R) with クラッシュ ナッツ」の4種の素材、ヨーグルト、ナッツ、フルーツジェリー、ホイップクリームをそれぞれイメージしたドレス(モデルは満島みなみなど)

 開発に1年以上を要したという新商品のフラペチーノ(R)は、質の高い素材とコンビネーションが決め手。素材にこだわり、それを活かしつつバランス良く組み合わせていくプロセスは、服作りにも通じている。ファブリックやシルエットといった服を構成する要素だけではなく、堀内太郎が目指したのは舞台や音楽、モデルの表情に至るまで、全てのコンビネーションで作り上げるひとつの世界。甘味と酸味、濃厚さと軽やかさ、クリーミーとクリスピーといった相反する要素の思いがけないコンビネーションが、ファッションで体現された。服作りについて「最終的には、お客様の手に渡った後、手持ちの服とどう組み合わせられるか、着た時にどんな気持ちになるかが大事」という考えの堀内太郎は、今回もショーとして見せるだけではなく「フラペチーノ(R)を飲んだ時の楽しさや新鮮な驚き」までクリエイションしたと話す。

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ショーでは、ステージ上で「フルーツ-オン-トップ-ヨーグルト フラペチーノ(R) with クラッシュ ナッツ」のドレス(中央)を完成させた

 この取り組みを通じて堀内太郎は、「リアリティとファンタジーが、ファッションとフラペチーノ(R)の共通点だと感じた」と語る。一着の服が気分を変えることがあるように、「日常の延長線上にありながら、非日常の特別感や感動が詰まっている」という考えだ。これは、ファッションとフラペチーノ(R)に共通する本質的な価値といえるだろう。その日の気分によってカスタマイズが可能だったり、お気に入りの一杯が"マイスタイル"を表すところも、ファッションと似ている。

sterbacks-2-20150414_072.jpg新作フラペチーノを飲んで驚きの表情を見せたゲストのYOU

 また、ソーシャルメディア全盛の現代において「感動」はひとつのキーワードでもあり、それが「共有=シェア」されることによって人の心を動かすきっかけにもなる。一杯のフラペチーノ(R)が多く人の「共感」を呼べば、それこそが「ファンタジー」と言えるのかもしれない。

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