Business インタビュー・対談

【インタビュー】Sumally代表 山本憲資 "物欲刺激SNS"の仕組みと狙い

―価値の高いアイテムの出品を増やす施策は?

 Sumallyでは「want」の数が多ければ多いほど売れ易いので、必然的にそういうアイテムが集まってくるのではないかと考えています。いらなくなったモノより、魅力的なモノの方がたくさんの「want」が付き、買い手に届きやすいという構造なので。出品の作業を簡略化するなど、利用のハードルを下げることにも取り組んでいきます。


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―買い手にとってのメリットは?

 例えば絶版になった本を買わなければならない場合、「ヤフオクだと相場が800円くらいですが、出品されているかどうかわかりません。一方でAmazonのマーケットプレイスだと1,200円で売っています」というシチュエーションだったらどちらで買うでしょうか。この質問を学生したら、8割くらいがAmazonで買うと答えました。この時代に大多数が価格が高い方を選ぶのはなぜか。つまり、常にそのモノを売買できる場が存在しているという状態こそ、売り手にとっても買い手にとってもユーザビリティが高いと考えています。


■理想は "四次元ポケット"

―Sumallyにおける理想型について、どう考えていますか?

 ドラえもんの四次元ポケットのように、モノを世の中に預ける感覚で販売ができ、所有から解放される状態になるといいですね。既にAmazonが本とCDをいつでも手に入る状態にしていますが、もっと幅を広げて、いらない時は「want」している人に渡し、必要になったらまた買えるという「所有のクラウド化」が理想です。

―世界中にある価値のあるモノのプラットフォームを作るには、ユーザーを増やし、海外展開も必須になってくると思います。

 現在の登録ユーザー数が40万人弱。今年度100万人突破を目指しています。海外ユーザーは今はまだ1割ぐらいですが、黒字が見えたら国外に向けた展開も考えています。

―アクティブな新規ユーザーを取り込む方法はあるのでしょうか。

 これまでも広告はあまり打っていなくて、SNSなどを通じた口コミのような形で広まってきました。月間アクティブ率は約5割、そのうち約6割が「want」と「have」をし続けていて、これは非常に高い水準だと思っています。この状態を保ちながら登録ユーザーを増やすにはパーソナライズドの強化など色々と策を考えていますが、マーケットプレイス機能の導入によって伸びていくだろうと期待しています。


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