【連載:平成生まれの音と服】Awesome City Clubポリンと渋谷「バラックルーム」

 "テン年代のシティ・ポップ"を発信する男女混成5人組バンド「オーサムシティクラブ(Awesome City Club)」。バンドのアイコンでシンセボーカル ポリン(PORIN)の行きつけの古着屋「バラックルーム(Barrack Room)」は、渋谷・道玄坂のラブホ街にひっそりと佇む黒い雑居ビルの中にあった。平成生まれ平成育ちの次世代アーティストとファッションを紐づける連載「平成生まれの音と服 vol.3」。

- はじめに自己紹介をお願いします。

オーサムシティクラブ(Awesome City Club)という男女5人組のポップロックバンドでシンセボーカルをやってますポリン(PORIN)と申します。宜しくお願いします。

artist-acc-porin-20170110_038.jpg

- オーサムシティクラブの魅力は?

洋楽っぽい曲が多いからか「おしゃれだね」って言ってもらうことが多いんですけど、私たちとしては聴く人を選ばない音楽を作りたいと考えているんです。初期段階からコンセプチュアルに考えていて、女の子2人と男の子3人という編成も最初から決まっていました。女の子が2人いることでいい意味のキャッチーさが魅力になればいいし、私も歌詞を担当することがあるのですが言葉の強さを意識するようにしています。ただの"お洒落でかっこいい"だけのバンドじゃなくて、私たちが意識しているのは「音楽の入門編」のような誰にでも親しみやすいバンドになれればと思っています。

- 自主企画の「オーサムトークス(Awesome Talks)」は毎回ライブ会場の空間作りからかなり凝ってるなという印象です。

私たちのバンドのテーマは「架空の街 Awesome City のサウンドトラック」なので、毎回、舞台演出の方と相談して会場では異空間を演出するようにしていて。来てくれたお客さんには演奏を聴いてもうのはもちろんですが、そのファンタジックな会場の空気感を楽しんでもらいたいなと思っています。

- 物販も人気があるそうですね。

私たちのファンは20代半ばくらいの男の子が一番多いんですよ。その年代のお洒落に敏感な子たちが日常でも着たくなるようなデザインを意識して作っています。あと、今回はカクテルグラスを作ったんですけど、そういう私たちにしかできない特別なものも作りたいねってよくメンバーと話していますね。

artist-acc-porin-20170110_007.jpg

- ポリンさんの音楽的なルーツはありますか?

影響を受けたアーティストはたくさんいます。中でも、ネーネーズという4人組の沖縄音楽グループは私のルーツになっているかな。小さい頃は家族で毎年沖縄旅行をしていたので、その影響で沖縄音楽をよく聞いてたんです。あとは小学生の頃は親の影響でチューリップのような歌謡曲をよく聴いてたし、中高生の頃は陸上をやりながらバンドをやっていたのでJ-Rockを聴いていました。宇多田ヒカルさんにも大きな影響を受けたと思います。

- ここの「バラックルーム」には頻繁に通っているそうですが、最初の出会いは?

もう一つよく行く古着屋で渋谷に「ボーイ(BOY)」というお店があって。そこのオーナーのトミーくんの紹介で知りました。ちょうど1年くらい前ですかね。店員さんが優しいので大好きなんです。あとこの独特でガーリーな空間!服を買う時間があまりないんですけど、ここは遅くまでやってるので夜でも買い物ができるんです。ここに来るだけでも気分転換になるし、週1〜2回は遊びに来ています。でも最近行けていなかったので、今日は久しぶり!

artist-acc-porin-20170110_025.jpg

- 古着が好きなんですか?

そうですね。私服だけではなくてステージ衣装もここのお店で揃えています。リメイクのアイテムもあるのでステージ映えするものが見つかるんですよね。ライブハウスの時は私服のままステージに上がったりもしますけど、自主企画の時はやっぱり演出と同じように衣装にもこだわりたくて。

- 服選びのこだわりはありますか?

なんだろう。こだわりではないんですけど、私コーディネートを気にしないで気に入ったものはすぐに買っちゃう直感タイプなんですよ。だから家には買っても着ていない服がいっぱい(笑)。買ったことに満足しちゃうんですよね。最近は髪の毛をピンクに染めたので、それに合う色のアイテムを選ぶようにしてるかな。

artist-acc-porin-20170110_009.jpg

- 長年使い続けているアイテムはありますか?

お母さんが好きで小さいころからアニエス・ベーを着せられていたのもあって、アニエス・ベーのロゴTシャツとキャップはずっと愛用してます。余計なデザインがないから着こなしを深く考えなくてもさらっと着れるんですよね。

- ファッションで影響を受けた人は?

自分の中でリスペクトする人って思い当たらなくて、ミュージシャンでもあんまりいないんです。だから親なのかな。ファッションとかセンスってやっぱり幼少期に決まると思うから。それに、さっきも話したんですけどアニエスベーもお母さんの影響で好きになりましたし、今でもよく一緒に買い物に行ったりするんですよ。

- 音楽とファッションに共通点はあると思いますか?

音楽と服に共通するのは、トレンドと王道の2軸が存在するということかな。例えば今ファッションだとストリートスタイル、音楽だとHIP-HOPやR&B調のものが流行っているじゃないですか。でもそういったトレンドとは別軸で、ファッションには王道ブランドがあるし、音楽にもいつの時代でも聴かれるポップミュージックが存在しています。時代の流れに沿って、互いにリンクし合っているものなんじゃないかかなって思っています。

artist-acc-porin-20170110_030.jpg

- 休日は何をして過ごしてますか?

寝てるかネットショッピングをしています(笑)。私amazonが大好きで、何でも買えるし最高です!夜はお酒も飲みに行くことがあります。ビールが好きで、バンドメンバーもお酒が好きなのでみんなで飲みに行ったりもしますよ。最近、沖縄旅行に行ってきたばかりなのでオリオンビールがマイブームです。

- 今チャレンジしていることはある?

料理ですね。2017年は健康に気をつけて生きようと思っていて、まずは食生活から。でもこの前、だし汁と白だしを間違えてだし汁の分量で白だしを使ったらすごくしょっぱくなっちゃって(笑)。だからまだ初心者です。料理って曲作りに似ているという発見が私の中であって。それ以来積極的に作るようにしています。

- どういったところが似ているんでしょうか?

やればやるほど上手くなると言うか、回数を重ねていけばいいものが作れるようになるなという実感があって。曲作りも同じで、数をこなしていかないとわからない"コツのようなもの"を掴んだら見えてくるものがいっぱいあるんですよね。

artist-acc-porin-20170110_027.jpg

- 最後に今後の目標を教えてください。

ちょっと先なんですけど、2020年には私たちが企画する大きなフェスをやりたいのでそれに向かって頑張りたいと思っています。サカナクションの山口一郎さんがやっているNFのようなイメージなんですが、規模が大きくて音楽の周りにあるカルチャーを全部巻き込んで私たちなりの世界観を表現できたらいいねってメンバーと話しています。

- ポリンさん自身の目標はありますか?

んー、人気者になりたいです!あと、まだ無理かもしれないですけど自分の車を持ちたいです(笑)。

▶︎PICK-UP MV

Awesome City Club OFFICIAL WEBSITE

▶︎SHOP

artist-acc-porin-20170110_034.jpg

Barrack Room
住所:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-18-4 渡辺ビル1階
営業時間:17:00〜24:00
定休日:水、木、金
電話番号:03-6416-9129
公式サイト

【平成生まれの音と服】
サナバガン高岩遼と原宿「ドゥービーズ」
ゾンビーチャングと下北沢「フィルム」
Awesome City Clubポリンと渋谷「バラックルーム」
Yogee New Waves角舘健悟と三軒茶屋「ルーム」
NINJASアイと三軒茶屋「トロープ」
MONO NO AWARE加藤成順と祐天寺「ワンスアポンアタイム」
TAWINGSコニー・プランクトンと渋谷「突撃洋服店」
FIVE NEW OLDヒロシと渋谷「ボーイ」
chelmicoレイチェルと渋谷「ニューススタンド」