;

【インタビュー】パーキングはいつまで?仕掛け人藤原ヒロシが語るギンザ感とショップ観

藤原ヒロシ Photo by: FASHIONSNAP

 ラグジュアリーブランドのブティックが立ち並ぶ銀座の街に今春、新スポットが続々とオープンしている。中でも、注目を集めているのが「ザ・パーキング 銀座」だ。オープンから2年で幕を閉じた「ザ・プール 青山」に続いて藤原ヒロシがプロデュースする最新の店舗で、地下という出店場所ということも重なり早くも最旬"東京名所"の有力候補に挙がっている。音楽やデザインの分野で活躍し、ファッションに置いても"キーマン"として注目を浴び続けている藤原ヒロシになぜ今、銀座に出店するのかを聞いた。

隣は駐車場、銀座の地下に出店した「ザ・パーキング」とは?

ー銀座の思い出は?

僕は12月の銀座がすごく好きで、クリスマスのイルミネーションがいいですよね。お酒を飲まないので飲みには行かないけれど、資生堂パーラーや煉瓦亭で食事をしたり、上京した頃はマガジンハウス(東銀座)と仕事をしていたのでよく通っていました。

the-parking-20160324_009.jpg

the-parking-20160324_005.jpg

ーパーキングの着想源は汐留の中華料理屋「帝里加 (デリカ)」だそうですね。この企画が走り出したきっかけは?

汐留の地下駐車場にある帝里加 (デリカ)はすごく異質な雰囲気でずっと気になっていました。プール(ザ・プール 青山)から派生して伊勢丹に出店した期間限定のプール・バーの他にも、帝里加のように「ショップを"モータープール"としてオープンできたら面白そうだ」とラジオで話したのがきっかけです。その放送を聞いていたソニーの方が連絡をくれて「実はこういう物件があるんですけど」と紹介してくれました。

ー実際の名前はモータープールではなくパーキングにしたのはなぜですか?

最初に場所を見せてもらった時は、以前の店舗の内装がそのままで。それはそれで面白かったのでそのままでも良かったのですが、ショップ空間として活かすために結局がらりと変えることにしました。パーキングの出店もプールと同じチームで取り組んでいて、メンバーと様々なアイデアを出し合う中で、プールを引き継ぐのではなく全く新しいお店として打ち出すためにも名前をモータープールではなくパーキングにしました。

the-parking-20160324_023.jpg

the-parking-20160324_060.jpg

ー面積は前回の約3倍以上と聞きました。贅沢な空間使いが印象的ですね

駐車場のイメージを表現したかったので、オープンではショップの中央にある空間をあえて空けています。今後はここでフリーマーケットを開いてもいいし、予算があれば空港の手荷物受取場のようにベルトコンベアを置いてみてもいいですね。

【現在開催中】N.ハリウッド×フラグメントデザインが新プロジェクト「1984」始動 テーマは"近未来的過去"

ー「デニム バイ」や「リトゥ」などが店舗を構えていますが、出店するブランドはどうやって決めたのですか?

銀座には他にもいいお店があるので特別なものを用意しないといけないという考えもあるかもしれませんが、この空間に関しては特にそういう背景からブランドに声をかけた訳ではありません。その時のタイミングもあったと思いますよ。とにかく広いので、コーナーを区切って空間演出からブランドにお願いしました。結果的にそれぞれ味があって、とてもいい空間に仕上がってます。

ー「カフェ ド ロペ 銀座」を入居させたのは?

もともと「マキシム・ド・パリ」だったこともあり、当初から飲食業態を入れようと決めていました。カフェ ド ロペは、近くに住んでいたこともあり若い頃は通っていて、せっかくジュンと一緒に取り組むのであれば華やかだったカフェ ド ロペを復活させたいと思ったんです。当時の雰囲気をそのまま活かしたかったので白壁とオレンジの瓦、中にはケーキケースがあったな、という思い出を再現しました。

the-parking-20160324_091.jpg
次のページは「藤原ヒロシのブランドとの付き合い方」を探る