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本田翼がナビゲート「ロエベ」最新コレクションがもっと面白くなる5つのこと

 今、最も注目を浴びるデザイナーの1人、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が手掛ける「ロエベ(LOEWE)」。期待の2018年春夏コレクションが9月29日にパリで発表されました。コレクションもさることながら、ショーにはジョナサンが掲げる今シーズンのヒントが多数。前回に引き続き、ショーに来場した女優 本田翼さんとともに「コレクションがもっと面白くなる5つのこと」をナビゲートします。

【1】先出し「街中広告」がショーのヒントに?

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 ショー前に押さえておきたいのが、コレクションに先立って公開された街頭ポスター。ファッションウィークに合わせてこれから展開される秋冬シーズンの広告が至る所で見ることができますが、ロエベは更に先の2018年春夏広告を先出し。キオスクなど500箇所以上(!)に掲出するなど、そのボリュームはさすがですね。

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ロエベのショールーム前でも巨大広告を発見

 広告のモデルを務めたのはイタリア人のモデルヴィットリア・チェレッティ。マンゴーやざくろなどさまざまなフルーツを口に加えた5つのポートレートで構成されており、これまでのシーズンとは少し趣向の違ったクリエーティブが楽しめます。

【2】ショー会場「ユネスコ」

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 ロエベのショーは、前回に引き続きユネスコで開催。ユネスコとは、教育や科学、文化における協力や交流を通じて、国際平和と人類の福祉の促進していくことを目的とした国際連合の専門機関。実は、会場となるこの場所が本部。エッフェル塔からもほど近いこの場所で世界遺産が決定されているんですね。

loewe-20170930_055.jpg 庭園に設置された地球儀の前で記念撮影

 建物はアメリカのMarcel Breuer、イタリアのPier-Luigi Nervi、ドイツのBernard Zehrfussといった建築家3名が手掛けたもの。パリの近代的公共建築としてはポンピドー・センターよりも歴史が古いとか。イサム・ノグチによる庭園や、安藤忠雄による瞑想空間、パブロ・ピカソによる壁画など見所も多数あり、見学も受け付けているので観光スポットにもなっているようです。

【3】会場内はアートギャラリーに 展示物は?

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 毎シーズン、趣向を凝らした会場演出もチェックポイント。今回は真っ白の空間にオーバル型の座席を配置することでミュージアムのような空間を演出。展示されていたのは大型タペストリーとミニチュアの陶芸彫刻でした。

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 会場の中央にモニュメントのように配置されたタペストリーは、19世紀から20世紀にかけて撮影された白黒の報道写真を最先端のソフトウエアを使って織り上げたもの。また、スティーブン・マイゼル撮り下ろしの今シーズンの広告もモチーフとして採用。フランスのリモージュ近郊の職人によって転写されたもので、クラフトとアート、テクノロジーを融合した象徴として展示されていました。

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 巨大なタペストリーとは対照的に会場内に小人のように佇む極小の陶芸彫刻はモー・ジャップ(Mo Jupp)。ジョナサン・アンダーソンがオークションで手に入れたという女性ヌードをベースにした褐色のオブジェは、フェミニティを再考したという今期のテーマに通じるものを感じさせますね。

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