バーバリーに代わる柱へ 三陽商会の新ブランド「マッキントッシュロンドン」公開

MACKINTOSH LONDONの店頭イメージ
MACKINTOSH LONDONの店頭イメージ
画像: Fashionsnap.com

 三陽商会が10月15日、2015年秋冬から展開する新ライセンスブランド「MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュ ロンドン)」のデビューコレクションを初披露した。2015年春夏で契約が終了するバーバリーブランドに代わる中枢ブランドとして、「MACKINTOSH」がもつマニュファクチュアのエッセンスをトータルで提案するコレクションを展開。同日会見が行われ、代表取締役社長の杉浦昌彦氏は「バーバリーの売り場にとって変わるにふさわしいブランドにしていく」と意気込みを述べた。

 コートを代名詞に約200年の歴史を誇る「MACKINTOSH」と同等のグレードで提案する「MACKINTOSH LONDON」は、アウターが商品全体の3割を締め、「中心アイテムとして打ち出してブランドを根付かせる」(事業部担当者 永井氏)という。メンズの2割はもう一つの柱としてハイプライスのビジネスアイテムで構成し、ハリ感を持たせるなどフォーマルに仕上げた。ウィメンズは女性らしさを演出するため落ち感をもたせ、着やすさや使いやすさを意識した日常着とオケージョンシーン用のウェアをラインナップ。男女ともに「インポートに引けを取らない品質ながら、日本独特の決まりやカップリングに従ったMD」にしていく。価格帯はメンズスーツが10万円代中頃とウィメンズジャケットは7〜8万円で、体型をターゲット用にアレンジした上で2000着の販売契約を結ぶインポートのラバーライズドコートなどアウターは12〜16万円を予定する。なおブランドロゴには「MACKINTOSH」のアイコンを象っている。

 三陽商会は、英国バーバリー社と契約する現行ライセンスの終了決定に伴って今年5月に発表した中期5カ年計画で"新生SANYOの実現"を目指す中核ブランドに「MACKINTOSH LONDON」を指名。銀座の路面店含めて、現行のバーバリーの売り場は「MACKINTOSH LONDON」を中心に入れ替えていく考えで、ブランドスタート時には200店舗に相当する大規模な出店を計画している。店舗の平均面積は30坪で、メンズはダークブラウン、ウィメンズはオフホワイトをベースに真鍮を加えたショップ空間を想定。バーバリーの販売で培った人材やサービスを活用していく。

 会見に出席した杉浦社長は「モノづくりの集大成をぶち当てていこうと、全社一致団結して取り組んでいる」と話し、海外展開について「まずは国内で足元をかためてから」と言及。「MACKINTOSH」ライセンス事業の売り上げは、今後5年間でLONDONが200億円とPHILOSOPHYが100億円の合計300億円を目指しており、これまでにない規模の販売促進や宣伝、出店を行い、人員と金額面で「かなりの投資をしていく」という。「MACKINTOSH」とのライセンス契約は2019年までの5年間。英マッキントッシュ社は八木通商が出資する関連子会社であり、またMACKINTOSH PHILOSOPHYの7年間の実績もあることから「(ライセンス契約は)安定的と考えている」(杉浦社長)という。