ビズビム経験したデザイナーの女性靴 「カチム(KATIM)」16年春デビュー

画像: KATIM

 2016年春夏シーズンから、日本発のシューズブランド「カチム(KATIM)」がスタートした。デザイナーの小坂英子は「ビズビム(visvim)」の中村ヒロキのもとでアシスタントを経て独立。「カチム」では人間工学の観点から歩きやすさにこだわって設計されたオリジナルラストを採用しており、ファーストシーズンから「スティーブン アラン(STEVEN ALAN)」などで取り扱いをスタートさせるなどジャパンメイドのレディスシューズの注目株となりそうだ。

 小坂英子は独立後、オーソペディシューテクニック(ドイツ整形外科靴学)を学び、ドイツのマイスター学校でゲゼレ認定資格を取得。2015年に立ち上げた「カチム」では、年代別に足型データを収集し、データ解析し算出した規定値を元に、現代人の特徴とライフスタイルを捉えたラストを企画したという。ファーストコレクションは、スカラ(SCALA)やダラム(DURHAM)、コットー(KOTTO)、ベルビュー(BELLEVUE)の全4型で構成され、そのうち3型は小坂が「歩きやすい高さ」と提案する7.5cmで統一している。また、レディトゥウェアシューズの他、ローファーやサドルシューズといた3型のメイドトゥーオーダーをウィメンズ・メンズサイズともに展開。浅草の職人と共同開発した特許出願中の「セミハンドソーンウェルテッド」という手法により、中底の前足部を手縫い、後足部は機械的な底付けによって手縫い靴と同等の足あたりの良さを実現しているという。

 ブランド名の「カチム」は、ハイヒールのフットステップに着想を得た造語。ブランドを立ち上げた経緯について小坂は「昔から女性もののヒール靴が好きだった。サラリーマン時代に足が痛いという思いを沢山したことが靴作りを学ぶきっかけになり、ビズビムではものづくりの概念を培った。これまでの経験を私なりの解釈で表現したのがカチム」と語る。デビューシーズンは全国の百貨店を中心に出店したポップアップショップなども好評を得ており、3月中旬にはセカンドコレクションの発表も予定している。