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スクラム組むと「W」の文字に、早稲田ラグビー部の新ユニフォームをnendoがデザイン

新ユニフォーム
新ユニフォーム
画像: FASHIONSNAP

 デザインオフィス「ネンド(nendo)」がデザインを手がけた早稲田大学ラグビー蹴球部の新ユニフォームが初披露された。大学内で行われた会見には代表の佐藤オオキ氏が出席し、デザインコンセプトについて説明した。

 ラグビー蹴球部では大学日本一の奪還を目標に掲げ、4月から新体制が始動。昨年ワールドカップでの日本代表の躍進による昨今のラグビーブームに加え、2019年のワールドカップ、2020年の東京オリンピックの"ゴールデンイヤー"をチャンスと捉え、選手の育成を強化する。早稲田大学は先月「アシックス(ASICS)」と包括的な提携を結んでおり、会見にはアシックス代表取締役社長兼CEOの尾山基氏も同席。スパイクをはじめユニフォーム含むウエアを提供し、サポートを行っていく。

 会見では、同大学の建築科出身でnendo代表の佐藤オオキ氏が登壇し、新ユニフォームのデザインについて説明。ユニフォームは早稲田伝統カラーのエンジと黒のボーダー柄で、体をより大きく見せるために幅を調整したストライプを筋肉の流れに沿って配した。両腰の部分のV字は、スクラムを組んだり整列をした際に早稲田の「W」の文字が浮かび上がるデザインになっており、ラグビー蹴球部が掲げる「BE THE CHAIN(鎖になれ)」という理念を表現。他にも背番号の黒フチに同校ラグビー蹴球部が日本一に輝いた年号を刻んだり、胸部分に稲穂をモチーフに滑り止めのシリコンをプリントするなど、工夫を凝らしたデザインに仕上がった。素材はアシックスが提供し、耐摩耗性が高く熱を逃がす機能性の高い素材を採用。着用した選手は「佐藤さんが思いを込めてデザインしてくれたので、『世界一カッコいいユニフォーム』にするためにも大学日本一を達成したい」と意気込みを語り、佐藤は「伝統校の重み、機能性、象徴をこのユニフォームに凝縮させた。デザインは選手がピッチで躍動して初めて完成する。選手のプレーで1人でも多くの人がラグビーに関心を持って、勇気づけられたりすれば。それがスポーツの力であり、デザインの役割」と語った。

 また同日にはファンとのコミュニティー創造を目指した購入型クラウンドファンディング「ファイナンセンス(finan=sense.)」を開設。購入額によって応援グッズと交換される仕組みで、nendoデザインの電子マネーカードやマグカップ、ユニフォームのほか木彫の熊をイメージし、ライバル校を餌の魚に見立てた「ハングリーベア」などユニークなアイテムも発表された。クラウドファンディングは90日間で1,000万円の資金調達を目指す。