キディルが東京都知事賞に選出「Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」プロ部門決定

東京都知事賞 キディル
東京都知事賞 キディル

 繊維ファッション産学協議会が6月15日、「2017年度 Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」プロ部門の最終審査会を開催し、ビジネス支援を受ける10人のファッションデザイナーを発表した。審査員から最高得点を獲得した「キディル(KIDILL)」を手掛けるデザイナー末安弘明は、東京都知事賞に決定した。

 東京都が支援する「Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」のプロ部門は、世界の舞台で活躍が期待できるデザイナーを育成するプログラムで、今年で7年目を迎える。受賞デザイナーは「CREATORS TOKYO」の一員として、国内外の展示会やショールーム出展、ショーの開催、商品企画のディレクション、商標登録や経営に関する相談など、様々なビジネス支援を最長3年間に渡って受けることができる。

 今年度のプロ部門には最多となる38組の応募があり、応募基準を満たした18組のデザイナーが最終審査に参加。7人の審査員にプレゼンテーションし、創造力と独創性、そして事業の発展性などの総合評価によって入賞デザイナーが決まった。選出されたのは「キディル」の他、「カピエ(KÄÄPIÖ)」の大島郁、「ミューラル(MURRAL)」の村松祐輔、「アモク(amok)」の大嶋祐輝、「マラミュート(malamute)」の小髙真理、「ファブリック バイ カズイ(PHABLIC × KAZUI)」の瀧澤日以、「ステア(STAIR)」の武笠綾子、「キャッチボールアンドサンズ(Catchball&Sons)」からブランド名を「ワイオーエヌ(YON)」に変更した西岡遥、「ニーツ(niitu)」の新津祥太、「クロマ(chloma)」の鈴木淳哉の10人。審査員からは「クリエーションとビジネスの両輪を動かしてこそプロだが難しいブランドも多い」といった特にビジネスの意識についての厳しい意見から、「ポップアップやECなど、販売形式が変わってきている」「昨年に続きトップがメンズブランドで、東京=メンズという印象が強い」といった、若手ブランドの現状を反映するような観点も総評に挙がった。