仏フレグランス「ル ガリオン」日本初上陸 マリリン・モンローも愛用

「ル ガリオン」IRIS、TUBERUSE、LA ROSEなどシングルフローラルの香り3種
「ル ガリオン」IRIS、TUBERUSE、LA ROSEなどシングルフローラルの香り3種
画像: FASHIONSNAP

 ナポレオンの子孫によって創設されたフランスのフレグランスブランド「ル ガリオン(LE GALION)」が初上陸する。「ミス ディオール」の生みの親としても知られる調香師ポール・ヴァシェール(Paul Vacher)が手掛け、マリリン・モンローら名女優が愛用した香水「ソルティレージュ」をはじめとする15種類のオーデパルファムをラインナップし、7月21日から阪急うめだ本店で取り扱う。

 ル ガリオンは、ナポレオンの血を引くプリンス・ミュラ(Prince Murat)によって1930年にパリで誕生。やがてフランス王族の血を引くオルレアン家のイザベルと結婚したプリンス・ミュラは、当時王族がビジネスに携わるべきではないとされていたことから、8つほどの香りを世に出した後、1935年にパフューマーのポール・ヴァシェールにル ガリオンを売却した。ジャック・ゲランのもとで修行を積んだヴァシェールは「ランバン」の名フレグランス「アルページュ」を手掛けるなど当時すでに調香師として名が知られていた。ヴァシェールが1936年に発表したル ガリオンのアイコンフレグランス「ソルティレージュ」は、マリリン・モンローやブリジット・バルドーら女優が愛用したことをきっかけに一世を風靡。1947年にはディオールの依頼のもとヴァシェールが「ミス ディオール」を手掛けたこともル ガリオンの人気を後押しし、1960年代には94カ国で展開されるなど最盛期を迎えたが、1975年にヴァシェールが急逝。1980年にアメリカの企業に売却され、低価格戦略を打ち出したことを機にブランド価値が消費され、1980年代半ばにブランドを休止した。

 ル ガリオンを再生させたのは「ディオール」のマーケティングや他社でフレグランス事業を担当してきたニコラ・シャボ(Nicolas Chabot)。2014年にCEOに就任したシャボは、ヴァシェールの娘から当時の香りのフォーミュラを継承し、メゾンのユニークな歴史や伝統に重きを置きつつも現代にあわせて香りをアップデート。ターゲット層は25歳以上の男女で、「ブランド休止前にル ガリオンのフレグランスを楽しんでいた現在のシニア層から現代の若者まで幅広い年代に香りを楽しんでいただいている」(ニコラ・シャボCEO)という。フレグランスは「フェミニン」「ユニセックス」「コロン」「マスキュリン」「ソリフローレ」の5つのカテゴリーで展開し、現在はパリのセレクトショップ「コレット」や百貨店「プランタン パリ」「リバティ ロンドン」など約150店舗で取り扱いがある。日本好きだというニコラ・シャボCEOは「日本人とフランス人は原料へのこだわりや洗練されている点など共通している部分が多い。日本をアジア初進出の地に選ぶことができてとても嬉しい」と上陸に期待を寄せた。国内展開は香水総輸入販売代理店の川辺が担当し、15種類のオーデパルファムの価格は各1万8,500円(100ミリリットル)。

■LE GALION:公式サイト