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【動画】服の力を可視化する、アンリアレイジ2018年春夏コレクション「POWER」

ANREALAGE 2018年春夏コレクション「POWER」
ANREALAGE 2018年春夏コレクション「POWER」
画像: ANREALAGE

 服は、あらゆる力によって作られる。着用する時には、身体の動きに伴ってさまざまな力が加わる。それらを可視化することができたらーーー。「アンリアレイジ(ANREALAGE)」のデザイナー森永邦彦は、パリに発表拠点を移してから7シーズン目となる2018年春夏コレクションで「服の力」に着目した。

 新作のテーマ「POWER」はヘルシーでパワフルな女性像と共に、実験的なアプローチでデザインに落とし込まれた。通常の3倍の大きさのTシャツをゴムで縮めたり、アスリートが身体を補強するテーピングから着想したという効果的なテープ使いでデザイン線やチェック柄をアレンジ。デフォルメされた肩や袖といった視覚的なインパクトから、極薄だが鉄の15倍の強度を持つ繊維キューベン・ファイバーの内在的な強さまで、服と身体の間にある力の関係性を素材やフォルムに投影している。

 ショーの終盤で発表されたのは、負荷がかかると発光する「メカノクロミック(応力発光)」を初めてテキスタイルに応用したシリーズ。肘や膝を曲げたりシワを寄せるなど身体の動きに応じて瞬間的に発光する特殊素材で、スポーティーなセットアップやオールインワンを仕立てた。アシックスの「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」と協業したスニーカーは歩くたびに発光し、吉田カバンと協業したバッグは持ち運ぶ時に負荷がかかる部分が光を放つ仕様。この力を光に変える技術は、ダンサーやスポーツ向けのウエアなど可能性が広がりそうだ。

 今回初めて、コレクションのクリエーティブコンサルターとしてKanako B.Kogaを起用。音楽はサカナクションの山口一郎が「NF」の青山翔太郎と共にディレクションを務め、和太皷バンドGOCOOの音色を用いたオリジナルのトラックを使用しシーズンテーマの「POWER」を表現した。

■ANREALAGE 2018年春夏コレクション:全ルック