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<ETRO 2021秋冬コレクション>と奏でるAwichのPLAYLIST

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11 Nov 2021

<ETRO 2021秋冬コレクション>
と奏でるAwichのPLAYLIST

PROMOTION
日本のヒップホップシーンに強烈な存在感を放つAwich。

ラッパーとして、一児の母として、壮絶な人生を歩んできた彼女は
どんな音楽に触れ、どんな言葉<リリック>を紡いできたのだろう。

ブランドオリジンの一つとしてこれまで密接に結びついてきた
<エトロ(ETRO)>と音楽。

自由奔放で反逆的な美学を宿す<ETRO 2021秋冬コレクション>をまとったAwichに聞く、クリエイションの源泉と自身を作り上げてきたPLAYLIST。
日本のヒップホップシーンに強烈な
存在感を放つAwich。

ラッパーとして、一児の母として、
壮絶な人生を歩んできた彼女は
どんな音楽に触れ、どんな言葉<リリック>を
紡いできたのだろう。

ブランドオリジンの一つとして
これまで密接に結びついてきた
<エトロ(ETRO)>と音楽。

自由奔放で反逆的な美学を宿す
<ETRO 2021秋冬コレクション>をまとったAwichに聞く、クリエイションの源泉と
自身を作り上げてきたPLAYLIST。
model :
awich
PHOTO:
hiroyuki ozawa
( fashionsnap )
STYLIng:
masataka hattori
hair :
hori
make-up :
nobuko Maekawa
( PERLE )
text :
yuui imai
( fashionsnap )
realization:
tamayo michikawa
( fashionsnap )

AWICH

artist profile

1986年沖縄県那覇市出身。大学進学のため渡米し、アメリカで幼い頃から慣れ親しんできたヒップホップカルチャーに傾倒。現地で結婚、出産、夫との死別を経て帰国。ヒップホップクルーYENTOWNのメンバーで、Chaki Zuluプロデュースのもと2017年8月にフルアルバム「8」をリリース。2020年は「孔雀」に続き、同年7月にユニバーサルミュージックより「Shook Shook」でメジャーデビュー。今年10月に5都市で開催された「Queendom Tour」は全公演完売し、最新EP「Queendom」のリリースが待たれる。
subtract
awich etro 2021 aw
ETRO 2021秋冬コレクションで奏でるAwichのPLAYLIST ETRO 2021秋冬コレクションで奏でるAwichのPLAYLIST ETRO 2021秋冬コレクションで奏でるAwichのPLAYLIST ETRO 2021秋冬コレクションで奏でるAwichのPLAYLIST
awich etro 2021 aw
awich etro 2021 aw

INTERVIEW

日本とアメリカといった多様なバッググラウンドを持つ彼女を撮影するために選んだのは、喧騒を離れた場所に建つ和風邸宅。暖かな陽が差し込む縁側でAwichの“クリエイションの源泉”であるリリック作りについて話を聞いた。
Q
これまでも「自分にとっての武器=言葉」と発言されていたり、Awichというアーティストにとって言葉<リリック>がクリエイションの核にあるかと思います。言葉の重要さは?
A
 自分のクリエイションにおいては絶対不可欠なもの。リリックとして口から出てくる言葉もだし、その言葉が自分の中でどう生まれてきたのかというプロセスも含め。私が伝えてきた言葉には、感情や行動だったり全ての情報が含まれていて、それがこれまで自分の力になってきました。

 例えば失恋した時とか、誰かとの別れが来た時、すごく悲しい気分なんですけど、これまでそういった出来事を乗り越えてきた証が言葉で記録されているとしたら、私はこの悲しみも乗り越えることができるって思うんです。過去の記録から、今の自分に必要な情報を得ているというか。私は感情を言葉として記録してきたから自分のことがよくわかっていて、あまり自分に対して不安な気持ちになることはないんだと思います。
Q
どういった時にどういった言葉を書き留めてきたんですか?
A
 書くのは習慣。今でもそういう時があるんですけど、小さい頃から夜眠れなかったんです、おばけが怖くて(笑)。なので9歳くらいの時から日記や詩集を書き溜めていました。

 頭の中がぐちゃぐちゃな状態をそのまま書いている時もあれば、次のページには感謝の気持ちでいっぱいになっている自分がいたり。その時の気持ちと今の自分を照らし合わせると「私、案外大丈夫じゃん」って思えるんですよね。書くことで感情を吐き出すことは自分にとってセラピーみたいなもの。自問自答のプロセスを繰り返していくうちに、気持ちが整理できて、自分を俯瞰して見られるようになってくるんです。自分が一番大事にしたい言葉がわかってきて、それが歌詞になり、私にとっての武器となってきたんだと思います。

 沖縄の人が言う「なんくるないさ」っていう言葉とも繋がっていて。「なるようになる」の精神は、全宇宙に存在しうる全ては「一つ」という考えに起因する。いろんなことを勉強すればするほど、もともと島で植え付けられたこの言葉が輝いて見えてくるんです。
Q
感情が揺さぶられる時にそういった言葉が溢れてくると思うんですが、最近そういった出来事はありましたか?
A
 最近、今の自分の生活からある人とお別れをしなくちゃいけないことがあって。でも同じ日の夜に私がずっと話をしたかった人と話せる機会があったんです。その人と話すことで自分の役割を再確認できたんですよね。全てが巡っているとも感じられて。何かを失うことで何かを得る。すごく意味のあることだな、って思ったら言葉が溢れてきました。
Q
リリックは英語と日本語で書かれていますが、どういった使い分けをしているのですか?
A
 日常的な言語って絶対にパーソナリティが出ると思うんです。英語だったら大胆でフレンドリーとか、日本語だったらそういう表現は向いてないな、とか。前だったら歌詞もその性質を利用すればいいじゃん、と思っていたんですけど、やっぱりその言語がわからない人には伝わらない。リリックというのは非日常的な表現でもよくて、私の歌を聞いてくれる日本人には日本語が元々持つ特性を超えた表現だとしてもでも、私が伝えたいことを伝えないといけないな、と最近は思っています。

 もちろん世界に発信していきたい曲もあるんですけど、今は日本人に伝えたい曲が多い。なので単純に日本語で書くことも多いです。インプットが英語でもアウトプットは日本語だったり。そのロストイントランスレーション的なギャップを埋めるのが私の仕事だと思っています。その英語に匹敵する日本語の表現であったり、気持ちや言い回しって、直訳じゃなかったとしても、探せば絶対にあると思うんですよね。
awich etro 2021 aw
awich etro 2021 aw
Q
社会全体が人の言動に対して寛容でありつつもセンシティブでもある時代。アーティストとして表現活動を行う中で、それでも発信していくことの重要さとは?
A
 メッセージを発信していくことはもちろん重要。その上で、どう発信してどう伝えていけば本当に伝えたいことを発信できるかが、大事になってくると思っていて。情報の量は今後も減ることはない。じゃあ、 どうやったら「質の良いインプットとアウトプット」ができるか、ということを考えないといけない時代だと思います。情報を選ぶにしても、どう選定してどういった発言をしたら自分の目的が果たされるのか、そのためには無駄な情報収集、発言はしない、といったことにも繋がってくると思うんです。大量の情報が行き来する現代のほとんどの人が、インプットとアウトプットの取捨選択をできないまま暮らしている。でも私は幸いにもそれが仕事なんです。だからそれをできる環境にいられることは贅沢だと思うので、そのことを自覚しながら自分のインプットとアウトプットを意識していきたいですね。
Q
昨年リリースされた「Awake」のMVは、真っ黒な背景に直筆の歌詞だけが映し出されるシンプルさが印象に残りました。どういった心境で作られた曲なんですか?
A
 コロナ禍が始まった頃に書いた曲です。まだ色々な情報が飛び交っていて、みんなが混乱している状況で作ったもので。私は何が正しくて何が間違っているとか、絶対的な悪と善はこの世には無いと思っているんです。今まで色々な経験をした中で、「全て終わった」と思ったことも何度かあったんですけど、自分はまだここにいて、こんなチャンスに恵まれていて、進む道は全て自分で決めることなんだって気付いた。そういった「気付き」をみんなが持つ時代なのかな、って。だから眠りの中から覚醒した、という意味の「Awake」をタイトルにしました。最初はベタすぎ?とも思ったんですけど、プロデューサーのChakiさんにも「今だからこそだよ」って言われて。この曲を聴いて、共感してくれる人も多かったです。
Q
色々な制限があるコロナ禍での活動から、ライブなどフィジカルな活動がまた戻りつつあります。これからの音楽活動でプランしていることは?
A
 次のステージに行きたいと思っています。ライブを行う会場もそうだし、アーティストとしての存在や活動全体を通じて、支えてくれるファンの皆にもっと素敵な光景を見せてあげたい。私が次のアルバムを「Queendom」と名付けた理由は、その覚悟を決めないといけないと思ったから。大きなステージに向かい、人前に出て自分が思うことを言ったり、みんなから攻撃されるような場所に行くことに怖さもあります。でもそれが怖くて隠れていたら、じゃあどうしたいの?伝えたいの?それとも安全な場所で隠れていたいの?って。私は勇気を出して、多くの人にメッセージを伝えていきたいし、発信していきたいと思っているので、大きな場所も目指しますし、大きい人間にもなりたい。その覚悟を新しいアルバムで感じ取ってほしいです。

the
PLAYLIST

Awichを作り上げてきた 9 Lifetime Songs
play
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letters
1
小さい頃に聞いていた曲
Body & Soul by Speed
SPEEDは世代だし、沖縄出身っていうことでアクターズスクールに完全に憧れてた。熱帯夜も好き。
2
自身のアメリカ時代を象徴する一曲
Be Strong by Sizzla
アメリカではずっとレゲエを聴いていて、中でもその時に流行ってたドロップリーフリディム(Drop Leaf Riddim)の中で一番好きな曲。レゲエでは色々なアーティストがビート(リディム)を使いまわすカルチャーがあって、その時代のリディムを聞くと、その時の思い出が鮮明に蘇る。
3
悲しみの淵に立った時に鼓舞された曲
Ashes by Awich
一番鼓舞されるのは自分の綴ってきた言葉や曲。この曲は私の旦那さんが死んでから書き始めて、完成まで2年くらいかかった。超辛いことだったし、もう無理って思ったけど、それを乗り越えて、その辛いことがこんなにも意味があったことなんだ、って思える曲。
4
衝撃を受けた曲
Ambition Az a Ridah by 2pac
中学校2年くらいの時、ヒップホップに出会った最初の曲。こういう音というか曲調を初めて聞いた。最初のベースとドラムに衝撃が走った。
5
おそらく自身のプレイリストで一番再生回数が多い一曲
口に出して by Awich
最近リリースした自分の曲。自分の曲はめっちゃ聴く。周りの人にも「これ聴いて」ってずっと言ってる。
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6
意外と思われそうだけど好きな曲
強く儚い者たち by Cocco
SPEEDよりもっと意外かも?(笑)人格形成してるんじゃないかって思うぐらいの曲。小学校から中学校にかけて歌詞カード見ながらずっと聴いていて、眠れない時に聞くのもCoccoだった。世界観にグッと引き込まれた。
7
耳を澄ましてリリックを聴いて欲しい曲
Revenge by Awich
私にとってのリベンジは、自分が幸せになること。そのことを歌った曲。一番自分が幸せになることが、全ての今まで私に苦しみを与えた人や否定してきた人たちに対してのリベンジ。きっとみんなの力になると思うから、歌詞もよく聴いてほしい。
8
娘のトヨミさんとお互いに最近ハマっている曲
GILA GILA by Awich
強制的に「これ聴いて」って洗脳してる(笑)。トヨミはダンスにハマっていて「カッコいい!」って言ってくれる。JP THE WAVYとかYZERRのことも好きだから「マミー、一緒にやってて偉い!」って。
9
今日着た服にマッチしそうな自身の楽曲を一曲
Come Again by Awich
レゲエ調の曲。服の模様や形だったりがエキゾチックなところがあって、ちょっとダークな感じ。撮影中ずっと脳内でリピートしてた。
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