ファッション流通コンサルタント ディマンドワークス代表 齊藤孝浩

H&Mが実施する世界規模の古着回収に注目

12月6日のFashionsnap.comなどによれば、H&Mは2013年2月から48カ国のH&M全店舗で古着の回収を始めるとのこと。

 H&Mが古着回収 世界初の48カ国実施

 H&Mのプレスリリースの原文はこちら

 H&M first fashion company to launch global clothes collecting initiative

 回収対象は同社で販売された商品だけでなく衣料品であれば状態に関係なく何でも受け取るというもので、

 袋に入れて持ち込むことで、1袋につき500円割引券(H&Mで3000円以上で使用可能)を配布。

 回収された衣料品は、H&MのパートナーであるI:Collectに引き渡され、同社がドイツで再加工することで古着あるいは新たな用途に生まれ変わらせるというものです。

 同社によれば世界で捨てられる服のうち95%は再生可能とのことで、これらの資源の有効活用に企業として賛同したために今回の回収に踏み切ったようです。 

 日本では3月より実施の予定とのことです。

 ファストファッションブームにあたり、私は常々、使い捨てられるファッション商品の行き場について問題提起をしていましたが、いよいよ世界のファッションチェーンのGIANTであるH&M自身が動き出しますか。

 ある意味当然というか。

 ユニクロが自社商品を店頭で回収しているのは有名ですが、

 関連エントリー-ユニクロ・ジーユーのリサイクル活動

 H&Mの世界規模の自社製品、他社製品を問わない回収の動きには注目です。

 同社は持続的な成長のために、2020年までに同社が販売する綿製品の綿原料をすべてオーガニックコットンとリサイクルコットンに切り替えることを宣言していますが、

 その原料確保の一環もあるのでしょうか。

 来年はあらためてファッション商品のリサイクルの動きにも注目しておきましょう。

齊藤孝浩