パリ在住ジャーナリスト

ヒロコレッジ高橋理子がパリで個展開催

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 アーティスト高橋理子さんが、パリのCFOC店で11月9日までEFFECT展を開催中である。

 ストライプや水玉模様、白と黒やピンクなどの色彩も取り入れた浴衣が、パリのオスマン通りのウィンドーを飾る。さりげなく通行人の注目を引く。店内は、アジアの家具やインテリア用品を販売し、レストランも併設される。文化への関心が高い客層が集まる場所である。

 「着物は、着付けを終えた姿が完成図のように思われていますが、着用する過程を紹介したくて、t.r.a.n.s.f.o.r.mで表現しました」と、高橋さんはコメントする。絵めくりのような一コマでプロセスを表現したポスター大の写真は、着付け方法が読解できるほどの詳細を見せながら、グラフィックのように感じられる作品である。今回が初めてのパリ個展となった。

 「日本の伝統技術を扱う職人さんと制作していますので、フランスで販売するとなるとお値段が高くなるので、その点が気になります」とビジネス戦略に関しても、触れた。手ぬぐい、風呂敷、扇子、手帳などの他に、絹のスカーフや財布も販売する。2層の広々とした店内の各所に、HIROCOLEDGE商品と写真が点在し、買い物の楽しみを倍増してくれる。CFOCの方針として、展示を店内に散りばめて自然な動線を作っている点にも好感が持たれる。

 今日、日本人も着物離れしている。着物が、日本文化の大事な位置づけにあることを、高橋さんの表現から感じた。着用する楽しみ、目で愛でる楽しみと手法が異なっても、いいのだろう。遠く海外から見る、自国の文化について考えるヒントがたくさん詰まった展示会である。

http://takahashihiroko.com

« EFFECT ou le bouleversement des manières de penser »展

CFOCについて

https://www.fashionsnap.com/inside/cfoc-renewal/


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Photos by Kaoru URATA

浦田 薫