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部下のモチベーションを下げない3つのステップ

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プロマナー講師三上さんによる「Career Tips」もいよいよ最終回。前回お届けした「苦手な上司と上手く付き合うためのコツ」に続き、今回は部下の指導にまつわるコツをご紹介!

ファッション業界は常にたくさんの人と関わる仕事。部下とどんな向き合い方をすれば良い職場づくりや売り上げ向上につながるのか?人付き合いのプロ、マナー講師の三上さんにお伺いします。

CAREER TIPS ★
1.モチベーションを下げないコツ=まず「事実だけ」伝える

2.改善しなければ「事実がもたらす影響」を伝える

3.「しなさい」ではなく「しよう=Let's〜!」の気持ちで!

TIPS1:モチベーションを下げないコツ=まず「事実だけ」伝える

新入社員や異動のシーズンを迎えると後輩や部下を指導をする機会が増えます。指導のためのつもりが、あまり深く考えずに発言したことが相手を傷つけてしまったり、部下のやる気が無くなってしまったり......そんな経験をされたことがある人は多いのではないでしょうか?

実は、指導するときには気をつけるべき3つのNGワードがあります。

指導時に言ってはいけないNGワード

「◯◯さんも言ってたけど......」
「いつもそうだけど......」
「前から思ってたんだけど......」

こういった言葉を使っている人は意外と多いと思います。しかし、これらのNGワード、指摘を受けた相手にとっては指導されている内容よりも「◯◯さんも言ってたんだ......」「前から思ってたのになんで言わなかったの?」といった思いが強くなってしまうのです。

ですからまずは、あくまでも"今起きている事実"にフォーカスして、指摘や指導をしてみてください。シンプルに、ただ「こういうところがあるから気をつけてね」とだけ伝えれば良いのです

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「◯◯しなさい!」と伝えるのは簡単ですが、相手に考える習慣をつけてもらうことで自ら改善できるように育っていきます。そのためには、ステップを踏んで指導していくことが有効なのです。まず事実を伝えて、それでも変わらないようであれば次のステップといったように、具体的な事実がもたらす影響を伝えていきましょう。

TIPS2:改善しなければ「事実がもたらす影響」を伝える。

ここで一つ例を挙げます。たとえばあなたがアパレルショップの店長だったとして、いつも前髪を触っている部下にあなたが指摘をするとします。その際に「髪型触らないで」と言うのではなく「前髪伸びた?ちょっと目にかかるね」と、まずはその事実だけを指摘します。そこで気がつく部下であればその時点で「あっ、しまった!」と直してくれるでしょう。それでも直せない部下には次に、"事実がもたらす影響"について伝えてみてください

"事実がもたらす影響"とは、「目にかかることで無意識に触っていて、それで商品を触ると印象があまり良くないよね?」と伝えてみます。あとは、「私も以前こんなことがあった」と同じような過去の体験談を話すことで、部下も自然に「確かにそうですね」と気がつくのです。

それでもだめだなら具体的な改善方法を。「ちょっと前髪流すのも良いかもね」というような具体的な改善方法を提案してみてください。

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TIPS3:「しなさい」ではなく「しよう=Let's〜!」の気持ちで!

指導は、明確に伝えなければなりませんが、強く言えば伝わるというものでもありません。特に正論を伝えるときほど相手が受け取りやすくなるような配慮が必要です。

逃げ道がないような厳しい伝え方は、どうしても相手を思う気持ちというのは伝わりにくいです。言い方のポイントは、「◯◯しなさい」ではなく、「〜しようか」というように、「Let's〜!」という心持ちで話すこと

命令ではなく、提案型にすることで、相手と一緒に改善しようという姿勢も伝わります。そしてなんとなくではなく、具体的なことを事例などに沿って述べることで、相手に伝わりやすくなるでしょう。

大切なのはもし自分が言われたらどう感じるか?相手の立場に立つということが部下を育てる上でも非常に重要なのです。

今回お話を伺った方
career-tips-20170308_010.jpg三上ナナエ|積極的気遣いでファンのお客様に囲まれる人材を育成するトレーナー www.pro-manner.com
ANA退社後、セミナー講師として活躍。独自の切り口で行う、接客・待遇・コミュニケーション向上セミナー、ビジネスマナー・第一印象アップ講座、プレゼン能力アップ研修などは、官公庁や商社、大学など多数で採用され、年間100回以上の企業研修で好評を博している。著書に8万部のベストセラー『仕事も人間関係もうまくいく「気遣い」のキホン』『気遣いできる人は知っている!会話のキホン』(ともに、すばる舎)などがある。