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PRの発祥地は?パブリック・リレーションズの歴史を辿る-vol.1-

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自分が関わっている仕事は、どのくらい昔からあったのか。そもそも発祥の地はどこなのか。どんな経緯、どんな背景があって、現代に受け継がれてきたのか----。考えてみたことがあるでしょうか? 日々、私たちが当たり前のようにふれていること。すべてのものごとには必ず、なんらかの"歴史"があるものです

もちろん、パブリック・リレーションズ(PR)にも。

目の前の仕事に一生懸命になっていると、なかなか過去を振り返っている余裕はないかもしれない。でも私たちが歩んでいる1本の細い道は、たしかに過去から現在へとつながれてきたもの。そこには、たくさんの資産があると思うんです。この道を切り拓いてきた先人の想いだったり、思いがけない起源や背景だったり。

そして、そうした歴史をたどることで、きっとこの先の未来が一体どっちに向かっていくのか......その道筋を示してくれる、ささやかなヒントも得られるはず

ではご一緒に、PRの歴史をたどる旅をはじめましょう----。今回は、まず「PRの源流」へとさかのぼってみることにします。

政治と権力者とパブリック・リレーションズ

そもそものPR活動の起源は、ときの権力者が人心掌握のために行ったさまざまな施策にあるようです。今でいう「ガバメント・リレーションズ」でしょうか。戦争などをはじめとする国の大事に民衆を参加させるため、わかりやすいスローガンやシンボルなどを用いてコミュニケーションを活性化し、一体感を醸成したのです。

ちなみに、最初に「Public Relations」という言葉を使ったのは、アメリカ第3代大統領のトーマス・ジェファーソンだという説があります。1807年の自身の選挙キャンペーンにおいて、「Public」と「Relations」をはじめて組み合わせたのだとか。

「Relations」と名はついているものの、この頃のPRは、権力者から民衆への一方通行。どちらかといえば、プロパガンダ的な側面が強かったようです。