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オンワード、休止ブランドの影響で減収も国内事業の健闘で増益に

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オンワードホールディングス、2018年2月期
第2四半期 財務諸表(表1)

オンワードホールディングスの2018年2月期(2017年度)の第2四半期(上期;3-8月)連結決算は、休止ブランドの影響で減収に至ったが、国内事業が健闘し増益を達成した。そのほかECの売上増、プロパー販売比率の改善などが増益要因になった。

国内中心に収益性が改善

上期の連結決算は1,154億円、営業利益は14億円で、当初見通しより業績は上回った。なお通期の業績見通しは据え置いている。利益面では、固定資産売却益など約42億円の特別利益を計上した影響で、四半期利益が増加した。売上高総利益率(粗利率)は0.1ポイント改善し46.6%になった。販管費率も0.8ポイント削減できたことで、利益率が改善した(表1を参照)。

セグメント別では、ECビジネスが順調に伸びている。売上高は国内で80億円(42.1%増)、海外で6億円(23.4%増)、計86億6,100万円(40.5%増)だった。上期計画の84億円を上回った。連結売上に占める比率はまだまだ小さいが、高効率の運営ができている。

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オンワードホールディングス、2018年2月期
第2四半期 部門別売上高(表2

地域別では、欧州が197億円(5.1%減)と苦戦したが、アジアが28億円(11.5%増)、米国が27億円(10.2%増)と増収した。しかし利益面では全地域で落としている。「ジル・サンダー」「ジョゼフ」などが苦戦した。

主要なブランド別では、主力の「23区」レディスが132億円(1.2%増)と堅調だったほか、「自由区」レディスが45億円(1.8%増)と健闘した。「組曲」「ICB」「J.プレス」などは伸び悩んだ。「ポール・スミス」レディスが20億円(5.7%増)、「ジョゼフ」が23億円(4.4%増)と健闘した。「エニィ スィス」レディスが43億円(3.5%増)とプラス成長だった(表2を参照)。

財務面では改善が見られる。借入金が減少し、自己資本比率が増加、D/Eレシオも改善した。今期末時点で、ROE5.0%を目指す(上期は2.8)。通期の業績目標は変更せず、連結売上高が2,393億円(2.3%減)、営業利益が57億円(35.6%増)、経常利益が71億円(27.3%増)。

(樋口尚平)