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ファッションマガジン

テーマは「女性性」、写真家ヴィヴィアン・サッセンの展示会開催

2017年11月25日(土)までヴィヴィアン・サッセンによる"女性性"をテーマにした写真展が恵比寿のG/P galleryで開かれている。大胆に切り取られ組み立てられた彼女自身を体現するかのような作品は、有機的な温もりと物語を抱く。

SHIHO NAKAMURA

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1972年アムステルダム生まれの写真家、ヴィヴィアン・サッセンの「Of Mud and Lotus」展がG/P galleryで開かれている。

大学時代にファッションデザインを学び、現在はLouis Vuittonをはじめとする数々のブランドのキャンペーンを手がけるファッション・フォトグラファーとして活躍中だ。一方で彼女は現代アーティストとしても高く評価されている。世界最古にして最大規模の国際展であるヴェネチア・ビエンナーレや世界各国の美術館などで展示を重ねてきた。幼少期を南アフリカで過ごしたルーツを持つサッセンの写真は独特の"美"が存在している。ヴィヴィッドなカラーや実験的かつ大胆な構図にはやはりどこかファッション的なセンスが感じられ、唯一無二の世界観を生み出している。

「泥なきところに蓮華は咲かぬ」という諺からインスピレーションを得た今回の展示。"女性性"という原始的な概念がはらむ、さまざまな「豊かさ」の戯れを楽しむかのように、ウィットに富んだ要素がちりばめられている。みっしりと群れた菌や胞子は細胞の増殖を想起させ、卵やミルク、花などの有機的な素材は、女性の身体や自然界に溢れるふくよかな曲線を描くようだ。一枚の写真が紡ぐ豊かな物語をぜひ体感してほしい。展示は11月25日(土)まで。

ヴィヴィアン・サッセン「Of Mud and Lotus」
会期:2017年11月25日(土)まで 12:00〜20:00(最終日は17:00まで)
場所:G/P gallery 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 2F