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カナダグースが好調、増収・増益を達成

カナダグースが好調、増収・増益を達成の画像

Canada Goose Holdings Inc、2018年3月期
第2四半期 財務諸表(表1)

カナダグース・ホールディングス(Canada Goose Holdings Inc.)の2018年3月期(2017年度)第2四半期(4-9月)決算は、各地域でプラス成長を達成し、大幅な増収・増益に至った。売上高総利益率(粗利率)は50.0%(5.4ポイント増)と大幅に改善したほか、販管費率の低下により、収益性が向上した。

財務内容も改善

同社は今年3月、米国・ニューヨークとカナダ・トロントの証券取引所へ上場した。第2四半期決算は初めての開示だ。一部の財務数値では前年同期比がないため、空欄にしている(表1を参照)。3月末(期首)から9月末(期末)までに、総資産が5億1,900万カナダドル(36.6%増)と大幅に増加した。自己資本は1億7,300万カナダドル(18.5%増)と2ケタの増加だった。有利子負債は1億3,400万カナダドル(5.6%減)と減少している。

連結売上高は、2億カナダドル(約180億円、1ドル=90円で換算。9月末の為替レートを使用)、39.9%増と好調な推移だった。営業利益は3,300万カナダドル(約29億7,000万円、同)、275.0%増と好調な推移だった。税引前利益は、2,600万カナダドル(約23億4,000万円、同)、371.4%増と大幅な伸びだった。四半期利益は、2,500万カナダドル(約22億5,000万円、同)、500.0%増で、大幅な増益となった。

財務面では、自己資本比率が33.3%とまだ低く、D/Eレシオも0.8倍とやや高めの水準である。しかし、第1四半期から収益性が大幅に改善しているため、通期では更なる改善が期待できる。

冬場のダウン関連商材を主力にするため、下期偏重型の決算になるほか、商品回転率がなかなか上がりにくい傾向がある。通年型ビジネスを目指して、上期の効率性を高めることが、当面の課題だと考えられる。

(樋口尚平)