【2020年ベストバイ】ファッションエディター 大平かりんが今年買って良かったモノ

4. CHOPOVA LOWENA バルーンスリーブ タータンチェック タフタドレス

F：続いては「チョポヴァ ロウェナ（CHOPOVA LOWENA）」のワンピース。ブルガリアとイギリスにルーツを持つ2人のデザイナーが手掛ける、2017年にデビューしたばかりの若手ブランドですね。大平さんのインスタグラムには、チョポヴァ ロウェナのスカートも登場していました。

大平：スカートは秋冬のもので、昨年ドーバー ストリート マーケット ギンザ（DOVER STREET MARKET GINZA）で見つけて、ビビッときて買いました。昨年着て行く先々で「それどこの？」と聞かれて、それも嬉しかったですし、スタイリングの難易度が高いのも楽しくて。このワンピースは2020年春夏のアイテムで、今年ドーバーに行ってまた買いました。

F：スリーブが可愛いですね。

大平：こんなにボリュームがあるものってなかなかないですよね。このワンピースはスタイリングが難しくて、袖のボリュームが大きいので全然シュッと見えない（笑）。スカートの方がまだ履きこなしやすかったんですが、このワンピースは「着こなしてやるぞ！」という気持ちも込めて買いました。他で絶対見つからないデザインですし、フロントがボタンなので、コートとして羽織ることもできるんですよ。

F：スカートを試着したことがあるんですが、ずっしり重さがあってびっくりしました。

大平：ベルト部分からカーテンのようにタフタ生地を吊ってる構造なので、なかなかの重さなんですよ（笑）。でもそういうところも若手ブランドっぽくて愛らしい。最近、VOGUE USでハリー・スタイルズがメンズ初の表紙を飾って話題になりましたが、その特集でチョポヴァのスカートを履いていて。メンズが着るのも素敵だな、とこれもインスピレーションになりました。チョポヴァはどんどん表現が進化しているので、追っていて楽しいブランドの一つですね。