今年4月に逝去したファッションデザイナー マリー・クワント（Mary Quant）の生前の功績を振り返るヴィジュアルブック「新装版 時代を変えたミニの女王 マリー・クワント」が、11月9日に発売される。著者は、イギリス・ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館でテキスタイルや衣装、家具部門のキュレーターを務めるジェニー・リスター（Jenny Lister）。監修は、イギリス文化をはじめ、ダンディズム史からファッション史、モード事情、ラグジュアリーなど幅広い分野で研究を行う服飾史家の中野香織が担当した。

　同書は、2019年から2023年にかけて開催された世界巡回展「マリー・クワント展」の公式書籍を再編集した新装版として刊行。現存するマリー・クワントのファッションアイテムを新たに撮影した写真やデザインスケッチ、初公開となる写真とともに、1960年代のイギリスで新たなカルチャー「スウィンギング・ロンドン（躍動するロンドン）」を牽引し、ファッションだけでなくコスメやインテリアなどのデザインを手掛けたマリー・クワントの創造の道のりを辿る。

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