ケーピー(KP)
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ワールドと日本政策投資銀行による投資会社W&Dインベストメントデザインが、子ども服ブランド「KP」を展開していたニットプランナーから主要事業を譲受したと発表した。ワールド傘下のワールドインベストメントネットワークと2022年にワールドが買収したナルミヤ・インターナショナル、および日本政策投資銀行に対し、会社の特定部門や子会社の業績のみに株式の価値・価格が連動されるように設計されたトラッキングストックを割り当てて調達した資金により設立した会社、KP(以下、新KP)が今後運営していく。
ニットプランナーは1973年6月に創業。設立時は婦人服の企画・製造を手掛け、1974年に子ども服の企画・製造をスタートした。1978年にブランドネームを「ケーピー(KP)」に統一し、1984年3月にラフォーレ原宿に直営1号店を出店。その後、中国にも進出するなど店舗を拡大し、設立通算45周年を迎えた2018年6月には国内の直営店57店舗、取り扱い専門店100店、中国直営店15店舗、代理商4店舗の規模に成長した。東京商工リサーチの報道によると、新型コロナウイルス感染拡大の影響から売上が急減し、2021年1月期には売上高が16億4658万円にまで落ち込み、4億1879万円の赤字を計上。自力での経営再建が困難になったことから、主力事業をW&Dインベストメントデザインに譲渡したという。負債総額は16億9032万円。
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新KPは今年8月に設立。代表者はニットプランナーの中国法人で代表を務めていた董世軍氏で、ケーピーのほか、「ケーピーボーイ(KP BOY)」「トロワラパン(trois Lapins)」「ケーピーデコ(KP DECO)」の4ブランドを運営していく。2023年9月末時点で店舗数は45店舗。ワールドは展開する4ブランドについて「テイストやターゲット面でワールドグループにはないブランド群であり、マーケットポジションの拡大を見込め、市場全体の活性化に寄与する」とし、ブランド力や顧客を引き継ぎつつ、ワールドと傘下のナルミヤ・インターナショナルが有する事業運営のノウハウやプラットフォームを活用して企業価値の向上を目指す。なお、譲受額は非開示としている。
ケーピー(KP)
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(左)「KP」 伊勢丹浦和店 (右)「KP」 伊勢丹立川店
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ケーピーボーイ(KP BOY)
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トロワラパン(trois Lapins)
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ケーピーデコ(KP DECO)
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