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パルグループホールディングス創業者の井上英隆代表取締役会長が同職を退任する。3月1日付で会長職を退き、取締役相談役に就任する予定。また、井上隆太代表取締役社長は同日付で代表権を返上し、5月29日開催予定の定時株主総会および取締役会での決議を経て、松尾勇執行役員副社長が新代表取締役会長に着任する。
井上英隆氏は、1973年にパルを創業。セレクトショップの「チャオパニック(Ciaopanic)」や「ミスティック(mystic)」「ディスコート(Discoat)」など、数多くのウィメンズブランドを手掛けてきたほか、1994年にスタートした低価格生活雑貨ブランドの「スリーコインズ(3COINS)」を成功に導き、2023年2月期には前年同期比29%増の489億を売り上げる主力事業に育てた。直近の売上も好調で、2023年2月期の連結売上高は前年同期比22.6%増の1644億円を計上し、2024年2月期も売上高・純利益ともに2ケタ増を見込んでいる。
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同社は今回の人事の目的について「創業者の退任を契機に、経営体制の強化・充実を図り、当社グループの持続的な発展と更なる企業価値の向上を目指すため」としている。
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