ユニクロが、スウェーデンのオリンピックチームのために製作したパリオリンピック・パラリンピックの公式ウェアを発表した。スウェーデンチームの選手やスタッフ、関係者約650人が競技中だけではなく、選手村滞在や移動など幅広いシーンで着用する。
スウェーデンのオリンピックチームは、2018年まで「H&M」製の大会ウェアを着用していたが、ユニクロが2018年にスウェーデン1号店を出店したことをきっかけに、2019年1月にパートナーシップ契約を締結。昨年3月には契約を2年間延長し、2026年のミラノ冬季オリンピックまでサポートを続けることが発表された。
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今大会では、「The High-Performance Simplicity of LifeWear(研ぎ澄まされた機能美)」をコンセプトにウェアやバッグ、シューズなど約250種類を製作。従来の大会ウェアはスウェーデンのナショナルカラーであるブルー、イエローをあしらったヴィヴィッドなものが多かったが、今回は大会の開催地がファッションの中心地 パリであることを踏まえ、街にマッチするようシックなネイビーをベースに、イエローを差し色として採用した。オリンピックに出場する一部の選手には既に披露したが、着心地、デザインともに好評だったという。
Image by FASHIONSNAP
新たなサステナブル素材の導入にも挑戦している。国名を表す「SWE」の文字を配した大会Tシャツでは、ユニクロとして初めて店舗で回収した自社製品を再利用したケミカルリサイクル素材を採用。デザインはUTのクリエイティブディレクターを務める河村康輔が手掛け、スウェーデンのユニクロ店舗では「大会応援Tシャツ」として一般販売も実施する。
ケミカルリサイクル素材を採用したTシャツ
Image by FASHIONSNAP
また、6月3日には日本を含む全世界50店舗で「ユニクロ×スウェーデンアスリートコレクション」の発売が決定。大会ウェアの中から一部をセレクトし、素材や機能性はそのままに、カラーをネイビー単色にするなど街着として使いやすくアップデートした。規格は日本人の体型に合わせたアジアサイズと欧米サイズを用意し、販売国に合わせて展開。軽く通気性に優れた「ウルトラストレッチドライジャケット(3990円)」や、UVカット機能を備えた「ドライEX UVカットハーフジップTシャツ(2990円)」、汗をかきやすい胸や背中などにメッシュ素材を採用した「ドライEX クルーネックTシャツ(1990円/全て税込)」など7型をラインナップする。
Image by ユニクロ
■ユニクロ×スウェーデンアスリートコレクション
発売日:2024年6月3日(月)
国内取り扱い店舗:ユニクロ天神店、名古屋店、銀座店、吉祥寺店、御徒町店、原宿店、UNIQLO TOKYO、UNIQLO OSAKA、UNIQLO SHINSAIBASHI、公式オンラインストア
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