フラペチーノから探る、スターバックスとファッションの関係
2012年04月19日 18:00 JST「スターバックス」が、ファッションを切り口に開催したイベントで、人気の「フラペチーノ®」の新商品を発表した。5種類のフラペチーノをファッションスタイルで表現するという初の試み。サポートにカリフォルニア発のスペシャリティストア「Ron Herman(ロンハーマン)」を迎えて開催された"フラペチーノ®ショー"から、「スターバックス」と「ファッション」の関係性について紐解く。

世界58カ国で親しまれている「スターバックス」が、日本に上陸してから約15年。特に人気を集めているのが、オリジナルドリンク「フラペチーノ®」だ。なかでも最も売れるという夏のベストシーズンを前に、「フラペチーノ®」が主役のイベント「My Style, My Frappuccino® -Starbucks Summer Collection 2012-」が開催された。スターバックスが開催する、初の"フラペチーノ®ショー"だ。
■フラペチーノ®のファッションショー?
スターバックスがファッションショー形式で新商品を発表するのは初めて。スタイリストとして佐々木敬子さんがスタイリングを担当し、「ロンハーマン」が衣装を提供。ファッション感度が高い20代の女性を中心に、約300名の招待客が集まる中、プレゼンテーションがスタートした。
まずは、ゆったりした朝を思わせる、メロウなシーンに合わせたスタイル。

続いて、デニムアイテムをコーディネートしたアクティブなスタイル。

そしてラストパートでは、リゾート地で過ごすようなグラマラスな時間をイメージしたスタイリングが展開された。

それぞれのモデルの手には、5種類の「フラペチーノ®」。新商品の「チョコレート クッキー クランブル フラペチーノ® with ホワイト チョコレート プディング」は、ショーに出演したモデルのほか、ゲストモデルの土屋アンナさんが手にしてランウェイに登場した。マキシ丈ドレスとビジューが輝くハイヒールで、ステージを堂々とウォーキングした。

この"フラペチーノ®ショー"でスターバックスが打ち出したのは、最新のモードファッションではない。「My Style, My Frappuccino® -Starbucks Summer Collection 2012-」のタイトルの通り、あくまでも「マイスタイル」。何気ない日常に溶け込みつつ、それぞれが持つ色が、個性という味になって引き立つ。自由で心地よく、そして少しだけ冒険したスタイルによって「フラペチーノ®」そのもその魅力が表現された。
■カスタマイズのパターンは無数に


イベント会場で来場者は、「パートナー」と呼ばれている店舗のスタッフと会話をしながら、用意された6種類の「フラペチーノ®」を自由にアレンジ。それぞれの「マイスタイル」を見つけていた。

「マイスタイル」の表現として、スターバックスならではのドリンクの楽しみ方が「カスタマイズ」。会場内では、ミルクやソースの種類、コーヒーの量など、自由に選んで楽しめる「フラペチーノ®」の様々なカスタマイズメニューが紹介された。そのパターンは無数にあるという。

「スターバックスから毎日がはじまる」というほど、日頃からスターバックスを愛用している土屋さんのお気に入りは、ホイップクリームを追加した「マンゴー パッション ティー フラペチーノ®」。"マンゴー=自然の恵み"というイメージと鮮やかなパッションカラーが、常に自然体でポジティブな土屋さんを体現している。
「仕事場や撮影現場ではスターバックスが欠かせない」という佐々木さんは、「その日の気分で自分なりにチョイスできるところが、ファッションと通じるのかも」と話す。実際、自分のスタイルをよく知っているモデルやスタイリストは、スターバックスの「マイスタイル」を必ず持っているという。お気に入りのドリンクが、自然と自己表現のツールになっている、というわけだ。

■スターバックスが「おしゃれ」なワケ
1971年にシアトルで誕生したスターバックスは、エスプレッソをベースにしたコーヒーショップの先駆け的存在。
そんなスターバックスが、なぜファッションとコラボレーションしたのか。その背景を、スターバックス コーヒー ジャパンのマーケティング統括オフィサー堀江裕美さんに聞いた。

「日本に上陸してから16年目ですが、どこにでもあるスターバックスではいけない、と思っています。いつも新しく、何かが変わっている。愚直にコーヒーを追求する真面目な側面と、FUNで自由なお茶目な側面、その2つのバランスこそがスターバックスなんです。船乗りたちを美しい歌声で惑わせたという神話があるロゴマークの女神『セイレン』みたいに、ちょっとキマグレなところも魅力のひとつだと思います。」
イベントの参加者にスターバックスの印象を聞いてみると、多かったのが「おしゃれ」という答えだった。積極的にファッション性を押し出しているわけではないのに、「おしゃれ」というイメージが定着しているのはなぜだろうか。

「例えばジーンズの裾をロールアップするとか、シャツのボタンを1つ開けるとか、ファッションの選択肢は、"What(=なにを)"ではなくて、どちらかというと"How(=どうやって)"がポイント。スターバックスのドリンクを自由に選んだり、自分好みの味にカスタムする"How"を楽しむことって、ファッションに似ていますよね。なかでも特にFUN(=楽しい)の要素が強いのが、フラペチーノ®。楽しみ方やスタイルが人によって違うように、スターバックスがただ飲み物を楽しむ場所ではなくて、自由な表現の場になれば、と思っています」

ブランドのDNAを守りつつ、常に新しさを追い続けているスターバックス。自由に選び、自由に飲むスタイルが、ファッションを楽しむ感覚に通じているようだ。その遠いようで近い2つの関係が、イベント「My Style, My Frappuccino® -Starbucks Summer Collection 2012-」によってひとつに重なった。

■My Style, My Frappuccino® -Starbucks Summer Collection 2012-
フラペチーノ®ショー> http://www.fashionsnap.com/collection/starbucks/2012ss/
■Starbucks Coffee Japan:http://www.starbucks.co.jp/
次のページは番外編>>気になる新商品「チョコレート クッキー クランブル フラペチーノ® with ホワイト チョコレート プディング」など、6種類のフラペチーノ®を紹介します
