数千万円のラグジュアリー携帯「VERTU(ヴァーチュ)」、日本から撤退

 ラクジュアリーモバイルフォン「VERTU(ヴァーチュ)」が年内に日本市場から撤退することがわかった。今月いっぱいで渋谷西武の店舗をクローズし、7月中には銀座のフラッグシップショップもクローズするという。「VERTU」を手がけるNOKIA(ノキア)は、すでに2008年に日本での普及モデルの販売を終了している。

 1998年NOKIAによって設立された「VERTU」は、ラグジュアリーモバイルフォンのパイオニアとして、卓越したモバイルフォンのデザインと製造を続けてきた。本社は英国の緑豊かなチャーチ・クルックハムにあり、ニューヨークやシンガポール、香港にオフィスを構えているほか、ロンドン、パリ、東京、ミラノ、ラスベガスなど世界50ヵ国以上で販売されている。職人が手がける「VERTU」の携帯電話には、金やプラチナ、宝石などが散りばめられており、価格は最も安いもので数十万円、高いものだと数千万のアイテムも存在する。手厚いサービスを敷き富裕層をターゲットとしていたが、高機能を売りにしたiPhoneをはじめとしたスマートフォンとの顧客争奪が激化し苦戦が続いていた。

 国内では、2009年から取り扱いをスタート。24時間365日利用可能なコンシェルジュサービスなどを備えているのが「VERTU」最大の特徴で、基本使用料金は月額29,500円(税込)、年額324,500円(税込)。コンシェルジュが必要ないという人には月額15,500円(税込)年額170,500円(税込)のライトプラン、エントリーユーザーには12ヶ月間無料のウェルカムプランも用意していた。撤退後は国内のコンシェルジュサービスは使用できなくなり、通話とショートメールのみの利用となる。