大手百貨店の6月売上高は5社とも前年割れ 一部でマイナス幅拡大も

 大手百貨店5社が発表した6月の売り上げ高速報は、全社で前年実績を下回った。宝飾品など高価格品に残る消費税率引き上げ後の反動減に加えて、悪天候による客足減少や前年と比較して土曜日が1日少なかったことが影響したことで、そごう・西武や三越伊勢丹ではマイナス幅が拡大した。

 大手百貨店5社のうち、5月単月の売り上げ高が前年実績を1.3%上回った阪急阪神百貨店は、6月は一転して4.3%下回った。そごう・西武は食品が前年超えしたものの、マイナス幅は前月の前年比2.9%減から同4.7%減に拡大。三越伊勢丹の国内百貨店事業も同2.7%減から同4.6%減にマイナス幅が拡がったが、三越銀座店は17ヵ月連続でプラス成長しており、盛夏物に加えて中旬から展開している秋冬物のコート類が好調だという。高島屋14店舗は同4.9%減と売り上げが改善。大丸松坂屋百貨店はリビング関連商品の売り上げが大きく改善するなど全体では同4.6%減にマイナス幅が縮小し、6月27日からスタートしたクリアランスセールを含めて各商品分野で回復傾向が見られる。