大手百貨店1月売上は3社で減収 降雪とセール失速が影響

 百貨店大手5社が発表した2015年1月度の売り上げ速報値は、そごう・西武、高島屋、大丸松坂屋の3社で前年実績を下回った。年始の京都や月末の首都圏への降雪のほかに、クリアランスセールにおける一部商品カテゴリの伸び悩みや売上失速が影響。一方で三越伊勢丹と阪急阪神は、正価販売体制を強化することで売上が堅調に推移した。

 2015年の年始商戦は、降雪により各社で京都エリア店舗が不振だったものの、首都圏では好調な出だしを切った。クリアランスのTVCMを投入したそごう・西武は1日〜3日の全24店舗の売上が前年から約2%増えていたが、後半はセール品の売上が伸び悩み、月全体では1.6%減少した。高島屋は大阪・日本橋・新宿の都心大型店で前年を超えたが、昨年1月に消費増税前の駆け込み需要が見られた特選衣料雑貨は反動減となり、食料品等の入店客数減少もあって13店舗合計の売上は1.2%のマイナス。大丸松坂屋も、クリアランスセールで婦人服の動きが鈍かったことや家具敷物の反動減などにより1.3%下回った。

 前年実績を0.4%クリアした三越伊勢丹は、三越銀座店が111.5%の高い伸びで全体を牽引。他店舗は前年1月の高い伸びもあり前年並みか減少傾向だったが、一ヶ月を通じて正価商品の打ち出しに力を入れたことで堅調に推移したという。阪急阪神も、阪急うめだ本店でラグジュアリーブランドのセール実施時期を前年よりもおよそ2週間遅らせるなど正価品の販売を強化。メンズ大阪の伸びもあり、2.7%増加した。