ハースト婦人画報社と講談社が業務提携 4月から

(左から)講談社代表取締役社長の野間省伸、ハースト婦人画報社の代表取締役社長兼CEOのイヴ・ブゴン
(左から)講談社代表取締役社長の野間省伸、ハースト婦人画報社の代表取締役社長兼CEOのイヴ・ブゴン
画像: Fashionsnap.com

 ハースト婦人画報社と講談社が3月9日、業務提携契約の締結を発表した。講談社は4月6日発売の「エル・ア・ターブル」をはじめ、ハースト婦人画報社が刊行するすべての出版物の書店販売業務を受託する。

 ハースト婦人画報社では現在、定期刊行雑誌は「婦人画報」「エル・ジャポン(ELLE JAPON)」「ヴァンサンカン(25ans)」「ハーパース バザー(Harper's BAZAAR)」など14誌を発行。これらに加えてムックや書籍などすべての出版物の販売業務を強力なネットワークを持つ講談社が担うことで、販路を拡大させる狙いだ。4月発行分から出版物の奥付は「発行元 ハースト婦人画報社」「販売元 講談社」となり、編集や制作、広告セールス活動については、これまで通り発行元であるハースト婦人画報社が行う。

 半年前から進行していたという今回の業務提携は、10年以上にわたって親交があった講談社の代表取締役社長 野間省伸とハースト婦人画報社の代表取締役社長兼CEOのイヴ・ブゴン氏のビジョンが一致したことで実現に至った。講談社はこれまでに雑誌単独で販売業務を担ったことはあったが、一社が刊行する出版物を全て受託するのは初めての取り組み。「グラツィア(Grazia)」や「グラマラス(GLAMOROUS)」「ヒュージ(HUgE)」など休刊が相次いでいたが、同社がこれまでに展開していなかったハイクラスのファッション誌を発行するハースト婦人画報社の出版物が加わることで、ポートフォリオの充実化を図る。

 講談社は主に女性誌における新しいプロモーションを模索していく方針で、過去に「進撃の巨人」を使ったプロモーションが成功したことから、キャラクターを用いた施策などで「雑誌市場を盛り上げていきたい」(野間社長)としている。両社は今回の業務提携契約を機に、今後ビジネス面やコンテンツ面などでの協業も視野に入れ、雑誌だけではなく書籍、デジタルなど様々な形態においてそれぞれが持つ強みを活かしていきたいという。

■ハースト婦人画報社発行の定期刊行雑誌
「婦人画報」(月刊)
「ELLE JAPON(エル・ジャポン)」(月刊)
「25ans(ヴァンサンカン)」(月刊)
「MEN'S CLUB(メンズクラブ)」(月刊)
「Harper's BAZAAR(ハーパーズ バザー)」(年10回刊)
「美しいキモノ」(年4回刊)
「MODERN LIVING(モダンリビング)」(隔月刊)
「25ans ウエディング」(年8回刊)
「Richesse(リシェス)」(年4回刊)
「ELLE DECOR(エル・デコ)」(隔月刊)
「ELLE à table(エル・ア・ターブル)」(隔月刊)
「ELLEgirl(エル・ガール)」(隔月刊)
「ELLE mariage(エル・マリアージュ)」(年4回刊)
「芸大美大をめざす人へ」(年5回刊)