ブックデザインの第一人者 祖父江慎が特別展開催、2千冊超の装丁本が一堂に

漱石『心』(岩波書店 2014年)夏目漱石『心』(岩波書店2014年)
夏目漱石『心』(岩波書店2014年)

 グラフィックデザイナー祖父江慎とコズフィッシュの特別展「祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ」が、日比谷図書文化館で開催される。祖父江慎と同氏が主宰するコズフィッシュのブックデザインを通じて、フィジカルな本の魅力を探る。会期は1月23日から3月23日まで。

 特別展は、祖父江慎とコズフィッシュが手がけた2,000冊以上におよぶ全装丁本を二期に分けて展示。前期「cozf編」は20世紀の書庫、後期「ish編」は21世紀の書庫として展開し、アイデア・プラン出しから、本に使われる紙や本の構造、印刷方法、製本まで、本造りの様々な工程を紹介する。「漱石室」のコーナーでは、夏目漱石の「心」や「吾輩ハ猫デアル」の新装版を展示し、現在制作中の「吾輩ハ猫デアル」の完成形は後期に披露する予定。また、「こころ」の装丁のために夏目漱石自身が描いた装画や初版本のゲラなど貴重な自筆作品も公開するという。

 祖父江慎は1988年に独立し、1990年にコズフィッシュを設立。人文書や小説、漫画などの書籍の装丁やデザインを幅広く手がけ、吉田戦車の漫画本をはじめとする意図的な乱丁や斜めの断裁など、装丁の常識を覆すデザインで注目を集める。

祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ
会期:2016年1月23日(土)~3月23日(水) ※2月15日(月)展示替え
  前期「cozf編」 1月23日(土)~2月14日(日)
  後期「 ish編」 2月16日(火)~3月23日(水)
休館日:2月15日(月)、3月21日(月・祝)
時間:平日 10:00~20:00、土曜 10:00~19:00、日・祝 10:00~17:00
料金:一般300円、大学・高校生200円、千代田区民・中学生以下、障害者手帳をお持ちの方および付き添いの方1名は無料
   ※住所が確認できるもの、学生証、障害者手帳を持参