渋谷駅前が年越しで初の歩行者天国に "カオス"な状況に救急隊員が出動する場面も

渋谷駅前の様子
渋谷駅前の様子
画像: FASHIONSNAP

 警視庁が年越しのカウントダウンで多くの人出が予想される渋谷駅周辺で交通規制を行い、車道を「歩行者天国」として一時的に解放した。年越しに合わせて車道を解放するのは、今年が初めて。カウントダウンが始まる前から多くの来街者で賑わい、ハロウィンにも匹敵する"カオス"な状態となった。DJポリスが危険な行動を取る人に対して繰り返し注意を促したほか、救急隊員が出動する場面も見られた。

 今回の取り組みは、渋谷区が20年後を見据えて2016年に策定した「渋谷区基本構想」のキャンペーンのキックオフとして、地元商店会やエリアマネジメント団体など官民と一体となり計画された。12月31日夜9時30分頃から人出が増え、交通規制を開始。22時30分頃からスクランブル交差点や道玄坂、文化村通り、井の頭通り、公園通り、周辺小道など渋谷駅周辺の車道を歩行者向けに解放した。23時頃から街頭ビジョンによる演出が始まり、箭内道彦や小池百合子都知事らが出演。カウントダウンが近づくと駅前は満員電車のように密集し、中には物を投げたり高い所に登るなど混乱状態になった。2017年を迎えると歓声があがり、来街者同士がハイタッチしたり持っていた酒で乾杯するなど、新年を祝福。歩行者への道路解放時間は1月1日0時30分までを予定していたことから、警視庁はカウントダウン終了後に車道から歩道へ来街者を促したが、盛り上がりは止まらず、DJポリスが「(BGMとして流した)蛍の光を聞いて心を落ち着けてください」と呼びかけた。

 渋谷駅前は昨年の年越しも賑わっていたが、特に今年は外国人の来街者が多く見られた。また、一部の集団は酒を浴び、ハチ公前では低音が鳴り響く"クラブ状態"と化する場面もあった。路上ではゴミ箱を集積した「エコステーション」が設置されていたが、道路解放時間が過ぎた後の車道には空き缶やゴミが散乱するなど、来街者のマナーやゴミ問題に課題が残る幕開けとなった。