バレンタインに"男子禁制"?女性同士で楽しむ「ギャレンタイン」日本で広まるか

伊勢丹新宿店が提案する「ギャレンタイン」イメージ
伊勢丹新宿店が提案する「ギャレンタイン」イメージ
画像: 伊勢丹新宿店

 バレンタイン商戦が始まり、一部の百貨店の催事では1月末の時点で早くも賑わいを見せている。日本のバレンタインは「女性から男性にチョコを贈る」ことが定番となっているが、各百貨店では男性だけではなく女性受けを狙った商品を多数ラインナップ。伊勢丹新宿店ではバレンタインの楽しみ方として、"男子禁制"の「ギャレンタイン」を訴求するなど、「女性のためのバレンタイン」という提案が強まっている。

 「ギャレンタイン」は「ギャル(GAL)」と「バレンタイン(VALENTINE)」を組み合わせた造語。アメリカの人気コメディードラマ「パークス・アンド・リクリエーション(Parks and Recreation)」で主人公のレスリーが失恋した親友のためにバレンタインデー前日にランチパーティーを行ったシーンが由来となり、女性同士でバレンタインを楽しむ「ギャレンタインデー」と称され、アメリカで徐々に浸透しだしている。

 伊勢丹新宿店では、友チョコ需要や女子会など「集い」のニーズの高まりに着目し、今年初めて「ギャレンタイン」を打ち出す。チョコレートは見栄えや味を重視した商品をラインナップ。また、インスタグラムを活用し、モデルを起用した女子会の写真を投稿することで「集うこと」「パーティーをすること」を呼びかける。そごう・西武では女性同士のバレンタインに注目。限定品をはじめ、美容・健康を意識したチョコレートや、SNS映えする婦人雑貨アイテムなど「女性が女性に贈るためのバレンタイン」を意識した商品を展開している。

 今年は3年ぶりの「平日のバレインタインデー」。"義理チョコ需要の復活"が予想されているが、西武池袋本店で行われたバレンタイン催事の前夜祭に来場した女性客は自分用に購入する人が多く、「美味しいチョコレートを見つけたら女友達にシェアしたい。義理チョコを買う予定はない」といったコメントもあった。また、男性側からは「義理チョコのお返しが大変」という声もあることから、本命以外に渡すのを遠慮する女性も少なくない。スイーツ好きの女性を取り込む「ギャレンタイン」が日本でも浸透することで、市場拡大の可能性がありそうだ。