建築家の坂茂がTOTOギャラリーで18年ぶりに個展、建設プロセスを公開

ラ・セーヌ・ミュジカル(フランス、パリ近郊/2017)設計:Shigeru Ban Architects Europe ©Nicolas Grosmondラ・セーヌ・ミュジカル(フランス、パリ近郊/2017)設計:Shigeru Ban Architects Europe ©Nicolas Grosmond
ラ・セーヌ・ミュジカル(フランス、パリ近郊/2017)設計:Shigeru Ban Architects Europe ©Nicolas Grosmond

 建築家 坂茂の個展「坂 茂:プロジェクツ・イン・プログレス」が、TOTO ギャラリー・間で開催される。坂の個展が同所で開かれるのは1999年以来18年ぶり。2回目の個展となる今回は、初公開となるプロジェクトのプロセスを通して坂の設計思想と取り組みを紹介する。会期は4月19日から7月16日まで。

 坂茂は1957年東京生まれ。「カーテンウォールの家」(1995年)をはじめ、ドイツの「ハノーバー国際博覧会日本館」(2000年)やスウォッチ・グループ・ジャパンの本社「ニコラス・G・ハイエックセンター」(2007年)、フランス・ロレーヌ地方の文化複合施設「ポンピドー・センター・メス」(2010年)、「大分県立美術館 OPAM」(2015年)などを代表作に持ち、「エルメス(HERMÈS)」には「エルメス・パビリオン(HERMES PAVILION)」(2011年)や「モジュール アッシュ - エルメス メゾン(Module H - Hermes Maison)」(2012年)を手がけた。災害支援活動では、紙管を構造体に使ったシェルターや仮設住宅などを提案。これらの建築活動が高く評価され、2014年に建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞した。

 今回は、展覧会でしか見せられない建築の展示コンテンツとして、施工プロセスにフォーカス。最初のスペースでは、今年セガン島にオープンする複合音楽施設「ラ・セーヌ・ミュジカル(La Seine Musicale)」をフィーチャーし、コンペから完成までの6年間にわたる設計と建設プロセスを約4メートルの断面模型や映像を使って紹介する。また、「スイス時計会社本社」や「台南市美術館」「富士山世界遺産センター」といった進行中のプロジェクトも取り上げ、模型やモックアップ、映像などで臨場感あふれる展示空間を展開する。

■坂 茂:プロジェクツ・イン・プログレス
会期:2017年4月19日(水)~7月16日(日)
開館時間:11:00~18:00
休館日:月曜および5月2日(火)~5日(金・祝) ※4月29日(土・祝)は開館
入場料:無料
会場:TOTO ギャラリー・間
   東京都港区南青山 1-24-3 TOTO 乃木坂ビル 3F
   TEL 03-3402-1010
交通案内:東京メトロ千代田線 乃木坂駅 3番出口徒歩1分
     都営地下鉄大江戸線 六本木駅 8番出口徒歩6分
     東京メトロ日比谷線 六本木駅 4a番出口徒歩7分
     東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営地下鉄大江戸線 青山一丁目駅 4番出口徒歩7分