デニム系ニュースを中心に業界情報を網羅

「デニム大学」大阪で開講 世界に通用する"デニム"の知識を発信

denim_1.jpg

カイハラ、貝原良治会長

繊維ファッション産学協議会が主催する「デニム大学」が6月7日、大阪市内の会場で開催された。「世界に通用する"デニム"の知識を伝える」ことをコンセプトに、ファッション関連専門店の学生のほか、業界関係者を対象に、講義が開催された。

日本の"デニム"製品の"優位性"を追求

この企画は、「プレミアム テキスタイル ジャパン」の催しの一環として、東京と大阪で開催された。第一部の「デニムの基礎知識」と題した講義には、カイハラ株式会社の貝原良治 代表取締役会長が登壇した。貝原会長は、日本のデニムビジネスの変遷を説明した上で、日本のデニム生地が多様な機能性により、「世界に通用する付加価値を有する生地」だと説明。国内外で存在感を示すには、「売上規模や量ではなく、他社とは異なる個性的な製品を継続して生産していくことだ」と語った。

また、国内工場に加え、タイにも新工場を開設したことに言及。「10数年後を見据え、新しい生産体制を整備する狙いで、タイへの進出を決断した」と説明した。タイの工場は一期工事が完了した段階。近い将来には、アジアや欧州への直接出荷を視野に入れている。

denim_2.jpg

エドウイン、小泉生産管理部長

第二部では、エドウインの小泉澄雄 生産管理部長が、日本製のジーンズの強みについて講演した。小泉氏は、「戦後間もないころから、日本市場にジーンズが流通していた」と言及。こうした積み重ねで、エドウインはじめ、国内のナショナルブランドが隆盛を極めたと説明した。

小泉氏は今後、「以前は没交渉だった合繊メーカーなど、業界の垣根を越えて、新しい機能性のかけ合わせにより、新製品を開発することが、新しいブランドを創出するきっかけになるのではないか」と、業界の横軸による今後の取り組みについて、期待感を表明した。

(樋口尚平)