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【レポート】リーバイ・ストラウス ジャパン、店頭売りが回復し増収・利益を確保

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リーバイ・ストラウス ジャパン(リーバイスJ社)の2016年11月期第2四半期は、年末年始商戦および春夏商品の立ち上がりが好調で、増収を達成した。利益面では、支払ロイヤルティの減少もプラスに働き、黒字を回復した。アウトレットの販売がインバウンド需要を取り込んだことも後押しになった。収益の上振れを受けて、上期および通期の業績を上方修正している。

支払ロイヤルティの減少がプラスに

リーバイスJ社の第2四半期(2015年12月-2016年5月)は、前年同期と比べると一転して業績が回復した。小売店の年末年始商戦や春夏商品の立ち上がりが好調だったこと、およびアウトレットが好調だったことが貢献した。

利益面では、昨年の第3四半期(2015年6月-8月)に締結した新しいライセンス契約で、親会社(リーバイ・ストラウス社)に支払うロイヤルティの額が減少したため、売上高総利益(粗利)が増加したことが大きく貢献した。粗利率は52.6%、10.6ポイント増と非常に高い伸び率である(別表参照)。

この大幅な粗利率の改善、および販売管理費率の減少(3.1ポイント減)により、営業利益は6億9,100万円を確保した。売り上げに占める比率は10.9%と2ケタ台に到達した。経常利益は為替差益1,400万円のプラスもあり、7億1,800万円と高い水準になった。売上比率も11.3%と2ケタ台になった。四半期純利益も5億8,000万円と高い数値を確保した。

通期見通しを上方修正

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店頭売りの回復により、財務の各指標にも改善が見られる。商品回転率は2.8で、0.2ポイントの改善。流動比率も174.2、37.7ポイント増と上昇した。また、期首に計上していた短期借入金がなくなり、無借金の状態になっている。バランスシートは健全な状態と言えるだろう。

自己資本回転率が1.5ポイント減少しているが、これは前年同期の自己資本比率が低かったことによる反動である。自己資本比率自体は42.5%(前年同期比14.6ポイント増)と改善している。

収益の改善により、上期(第2四半期)および通期の業績予想を上方修正している。上期は売上高が微減したものの、各利益は大幅な増加(黒字回復)になった。通期では増収増益を計画(別表参照)。各段階でプラス成長を見込んでいる。

(樋口尚平)