「逃げ恥」「校閲ガール」出演者の衣装がすぐに買えないのはもったいない?

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■スマートフォンから投稿できる画像共有サービスのインスタグラムを見ていて「このバッグ素敵!こういうの欲しいなぁ」と思うことがある。「この靴はいくらなのだろう?」「このワンピースは他の色もあるのかなぁ?」「サイズや種類は?」「コーディネートできそうなアクセサリーもあるのかな?」とその場でチェックもしたくなる。アップされた商品画像を手がかりに調べるのも面倒だし...どうせならリアルタイムでサッと調べて、パッと買ってしまいたい。インスタグラムは、利用者がチェックした瞬間の「欲しい!」からリサーチ、購入まで感覚的に即座に行えるモバイルショッピングをテストする。インスタグラムは1日、アプリ経由で商品をリサーチでき、その場で購入できるショッピング機能を発表した。アイフォンなどiOSデバイスを対象に来週から始める機能は、メイシーズやアバークロンビー&フィッチ、J.クルー、コーチ、ワービーパーカーなど20のアパレルチェーンやファッションブランドで始める。インスタグラムに投稿された画像の左下にある「商品を見る(tap to view products)」をタップすると最大5点の商品に価格タグが表示される。特定の商品タグを選択すると詳細な商品情報を掲載したページが表示される仕組みだ。購入は「ショップナウ(Shop Now)」のリンクをタップすることで、当該サイトに移動して購入の手続きが行える。インスタグラムではテスト展開を見ながら徐々に対象ブランドなどを拡大する。また、オススメや商品の表示方法、保存ツールなどの追加も検討する。
SNSのシームレスショッピングではピンタレストやフェイスブックでも商品購入ができる機能をテストしている。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。SNSで商品購入できるようになっても、それは道具を揃えていることでしかありません。ハードはあっても肝心のソフトがないのです。ソフトとはコンテンツ。コンテンツとは商品の紹介のされ方です。日本のドラマを見ていて(これも一種の職業病だと思いますが)もったいないと思うことがよくあります。今、人気になっているテレビドラマに石原さとみさん主演の「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」があります。このドラマでは毎回、主人公のおしゃれなファッションが話題となっています。ファッションポーズまで決めたショットまでドラマ中にわざわざ映しているのです。ドラマを見れば視聴者は絶対、自分も着てみたいし、すぐにでも欲しいと思うはず。でも、ファンサイトでも見なければブランド名も分かりません。インスタグラムにある公式サイトでも買えません。アイテム一つ一つはそれほど高いものでもないのに、実にもったいないあなぁと思うのですね。

⇒コンテンツはあるけれど、ショッピングツールがないのです。新垣結衣さんの主演ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」も同じです。話題となっている「恋ダンス」を紹介するなど、公式インスタグラムはあります。が、恋ダンスのみくりさんや「さーて、来週のみくりさんは?」の赤いニットはリサーチしないと見つかりません。ドラマのコンテンツとショッピングを結びつけないテレビ局は宝の持ち腐れだなと思いました。これ、日本でアプリを作れば面白いことができそうです。テレビドラマ専用でキャストの衣装をショッピングできる機能をもったアプリです。ドラマが始まると同時に、アプリ経由で着用ファッションが購入できれば、スマートフォン片手にリアルタイム視聴者が増えます。ドラマに衣装を提供しているファッションブランドに売上がもたらされます。そして何より主人公と同じファッションを着れるドラマファンは喜びます。テレビドラマはなくなりませんからアプリ提供者に支払われるコミッションも地味にスゴイ!ことになります。
インスタグラムで悦ちゃんやみくりさんの衣装を購入きるようようになる前に、シームレスでドラマチックなアプリを急いで作れ!

後藤文俊