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カジュアル衣料のギャップ社 主力業態の「ギャップ」が苦戦で減収減益に

カジュアル衣料のGAP INC.(ギャップ社)の2017年1月期(2016年度)第3四半期(2-10月の9カ月間)の連結決算は、主力業態の「ギャップ」が苦戦したこともあり、減収減益になった。「バナナリパブリック」も苦戦傾向だったが、「オールドネービー」は健闘した。

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THE GAP,INC. 2017年1月期
第3四半期 財務諸表(表1)

「オールドネービー」が健闘

連結売上高は、110億8,700万米ドル(約1兆1,530億4,800万円、期末10月31日のレート――1米ドル=104円で換算)、2.8%の減収。今年8月に発生した米国・ニューヨーク州フィッシュキルの物流センターの火災による影響(2ポイント減)もあった。販管費率が高まり、売上高総利益率(粗利率)が微減した影響で、利益も目減りした(表1参照)。営業利益は、8億9,000万米ドル(約925億6,000万円、同)、23.9%減。税引前利益は、8億3,900万米ドル(約872億5,600万円、同)、25.8%減となった。

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THE GAP,INC. 2017年1月期
第3四半期 ブランド別売上高(表2)

業態別では、「ギャップ」および「バナナリパブリック」が減収し、「オールドネービー」が増収を達成した(表2参照)。「ギャップ」の売上高は、38億7,600万米ドル(約4,031億400万円、同)、6.0%減。「オールドネービー」は48億9,600万米ドル(約5,091億8,400万円、同)、0.9%増。「バナナリパブリック」は17億6,300万米ドル(約1,833億5,200万円、同)、8.4%減。

期末の店舗数は、3,742店(出53、退41)。うち、フランチャイズが461店(出17、退13)。北米の「オールドネービー」が最も多く1,039店(7増)、北米の「ギャップ」は858店(2増)。北米の「バナナリパブリック」は612店(3増)。

売り上げに占める比率は、北米(プエルトリコ、グアムを含む)が77%と引き続き主力である。以下、アジアが10%、カナダが8%、欧州が4%を占めている。業績の好転は、主力の北米市場の回復が肝になる。

(樋口尚平)