メルバ・プリーア氏、庄田良二氏
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「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」が、新商品「MEXICO 66™️ CACTFUL™️」の発表会を駐日メキシコ大使館で開催した。オニツカタイガーカンパニー長の庄田良二氏と、駐日メキシコ大使館 駐日メキシコ大使のメルバ・プリーア氏が登壇した。
MEXICO 66™️ CACTFUL™️はオニツカタイガーの代表作「MEXICO 66™️」のアッパーに、メキシコ企業「DESSERTO」のイタリア工場で生産されたサボテン由来のシンセティックレザーを世界で初めてフットウェアに使用。一般的なアニマルレザーでは表現できない鮮やかな発色と軽量性が特長で、素材の成分配合を変えることで柔軟性を上げつつ、紫外線による変色がしづらいなどアシックスの基準を満たした耐久性を担保した。
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MEXICO 66™️は、1968年に開催されたメキシコシティーオリンピックのために作られたモデル「リンバー」に「メキシコライン」と呼ばれるストライプをあしらったモデルで、メキシコという共通のルーツがあることから親和性を感じ、同プロジェクトがスタートした。庄田氏は初めてサボテン由来の素材を見た際に、耐久性や品質の観点から「シューズに適応させるにはとても難しい素材」だと感じたそうだが、1年以上にわたる検証や、100足以上のサンプル作成を経て商品化に至ったという。ホワイト、イエロー、ブルー、パープル、グリーンの5色を揃え、2023年1月から世界各国で1万足発売する。価格は税込1万6500円。なお、同モデルに使用されているシンセティックレザーは、アニマルレザーとの製造工程比較において二酸化炭素排出量を84.8%削減しているといい、今後は他モデルへの採用も積極的に進めていくほか、今回開発した素材に関する知見を様々な企業やブランドへ提供していく。
プリーア氏は「サボテンというのは国旗にも描かれているように、メキシコを象徴する植物です。今回サステナブルなファッションに、メキシコを象徴する植物が使われることが光栄です」とコメント。庄田氏はサステナブル素材について聞かれ、「サボテン由来のレザーはもちろん、環境に配慮した麻素材や、プラントベースの素材など環境に配慮した採用を検討していきたいと思っています」と話した。
また、発表会同日に開催されたプレミアイベントには、オニツカタイガーのブランドアンバサダーに就任したTWICEのモモ(MOMO)が来場した。
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メルバ・プリーア氏、庄田良二氏
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