トッズが職人技に焦点を当てたイベントをシンガポールで開催、日本から飯豊まりえが参加

　「トッズ（TOD'S）」が「アートオブクラフツマンシップ：プロジェクトバイティム・ウォーカー」をシンガポールで開催した。日本からは女優の飯豊まりえがイベントに参加した。

　「アートオブクラフツマンシップ：プロジェクトバイティム・ウォーカー」は今年ミラノデザインウィークで開催されたエキシビション。今回、シンガポールに巡回するにあたり、イギリス人フォトグラファーのティム・ウォーカー（Tim Walker）が手掛けたアートワークのディスプレイが一部再現された。展示では、ブランドのアイコニックなアイテムの製作過程を、ペンチやハサミ、糸や針、メジャーといったトッズのものづくりに欠かせない工具にフォーカスし、ティム・ウォーカーの作風でもあるシュールでアイロニックな写真とムービーで表現。ヴィジュアルには伊在住の日本人フォトグラファー西川よしえを含むクリエイターやダンサーがモデルとして参加している。

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　会場にはイタリアのトッズの工房から職人が在廊し、実際に「ディーアイバッグ」やシューズの「ゴンミーニバブル」を製作する様子を実演。また、トッズの伝統的な職人技と現代的なクリエイションを結びつけるために、1階のエキシビションスペースに加え、2階では今年6月と9月にそれぞれ発表されたメンズ・ウィメンズの2024年春夏コレクションから一部の最新アイテムを展示。「トッズディーアイバッグ」の新作なども披露された。

　トッズは、日本や中国、香港、韓国といったアジアの主要マーケットに加えて、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピンといった東南アジア市場の成長を見据え、新たに今年、シンガポールにアジアの拠点となるオフィスを立ち上げた。10月13日に行われたイベントには韓国のトッズブランドアンバサダーであるレッドベルベットのジョイ（JOY）をはじめ、「ブルー」の愛称で知られるタイの俳優ポンティワット・タンワンチャロン（Pongtiwat Tangwancharoen）、マレーシアの俳優ミアキーン（Meerqeen）のほか、アジア各国のメディア関係者、現地のセレブリティやインフルエンサーなどが参加。日本からは女優の飯豊まりえが出席した。「かっこいいアートや職人が手作業で作っている姿を見ることができたり、海外の色々な方と交流できてすごく楽しかったです」とイベントを満喫したほか、新作コレクションについては、「トッズは絶妙な色使いが素敵だなと思います。アクセサリーやバッグ、シューズの革づかいであったり、さりげなくTがステッチされているレクタングルのディーアイバッグが気になりました」とコメント。クラフツマンシップを讃える特別な一夜に華を添えた。