Apple Watch Series 9
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アップル(Apple)が、9月に発売した「アップル ウォッチ(Apple Watch)」の新モデル「Apple Watch Series 9」「Apple Watch Ultra2」のアメリカでの販売を一時停止する。12月21日から公式オンラインストア、24日から直営店での販売をストップし、具体的な再開時期については未定だという。なお、日本での展開は継続する。
今回の販売停止は、医療機器メーカー マシモとの特許紛争の結果、米国際貿易委員会(ITC)がアップル ウォッチの特許侵害を認め、輸入禁止命令を出したことによるもの。マシモは血液中の酸素濃度を測定する「パルスオキシメーター」を搭載した製品を多く手掛けており、同機能を備えた腕時計型端末も展開している。アップルは、2020年に発売された「Apple Watch Series 6」以降のシリーズに血中酸素濃度を測るセンサーを搭載している。
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ITCは、アメリカの特許を侵害する外国製品の輸入を止める権限を持つ準司法的な行政機関。アップルは多くの製品を国外で生産してアメリカに輸入する方式を採っているため、ITCによる差し止めの対象となる。米バイデン大統領は12月25日までITCの決定を拒否する権限を持つが、現在のところ拒否権は発動されておらず、アップルは同権利行使の期日を待たずに販売停止を決めた。
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