ランニングとそのコミュニティのための新拠点、NIKE Riseコンセプトストアの「NIKE GINZA」がオープンした。NIKE Riseとは、単なるストアではなく“スポーツのためのホーム”を掲げ、コンシューマーが必要とするプロダクトやサービスを提供しながら、日々をアクティブに、そしてスポーツを楽しむことをサポートするようデザインされたコンセプトストアだ。
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「NIKE GINZA」はランナー向けのサービスが充実
スポーツに情熱を持ち、アクティブな生活を楽しんでいるコンシューマーに向けられたストアには、NIKE(ナイキ)およびJordan Brand(ジョーダンブランド)の最新のスポーツパフォーマンス フットウェアとアパレル、ライフスタイルプロダクトが展開される。
「NIKE GINZA」には、ランナーに向けて様々なサービスを提供するNIKE RUNNER’S HUB(ナイキ ランナーズ ハブ)が登場。そこでは、NRC LIVE(エヌアールシー ライブ/ランニングセッション)、TRY IT ON(トライ イット オン/ナイキの最新シューズのトライアル)、EXPERT SESSION(エキスパート セッション/ナイキ エキスパートが一人一人に最適なプロダクトを提案)、PACER MEET-UP(ペーサー ミートアップ/それぞれのレベルに合わせてペーサーがランニングをサポートするランセッション)といったサポートが提供される。
NRC LIVEは月毎にテーマが設定され、グループランをするだけでなく、ランナーの悩み相談ができるセッションも開催されるという。そして、ナイキのイノベーションを実際に体感できるTRY IT ONは、ランナーにとって非常に魅力的なサービスだろう。
トップアスリートがナイキのシューズを選ぶ理由
そんな「NIKE GINZA」のオープニングイベントに、今年のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)で表彰台に上がった3選手が登場した。
2023年10月に開催されたMGC。女子でパリ五輪の切符(1位、2位が内定)を見事に獲得したのは、鈴木優花選手と一山麻緒選手。そして即内定とはならないものの、ファイナルチャレンジの結果次第でパリ行きの可能性のある3位となったのは、細田あい選手。表彰台に上がった3選手は、全員ナイキの厚底シューズを勝負シューズに選択していた。3選手にとってナイキのプロダクトはどのような存在なのだろうか。
─まずは「NIKE GINZA」の印象を教えてください
「店内に入ったとき、すぐにディスプレイがかっこいいなと思いました。シューズはもちろん、ウェアの種類も豊富ですし、ワクワクしますね」(鈴木)
「私もとてもワクワクしました。店舗のデザインも商品の並べ方も洗練されていて、銀座らしいと感じました」(一山)
「ランニングに注力した施設だけあって、ランニング用の商品がとても充実しているなと思いました。ランニングタイツだけとっても、カラーが豊富に揃っていてすごいなと」(細田)
─普段はどのようにシューズを履き分けてトレーニングされていますか?
「練習で重きを置いている長い距離のジョギングをするとき、アスファルトを走ることが多いのですが、足底を守るためにクッション性のあるシューズを選ぶことが多いですね。スピードが必要な練習の場合は、反発がもらえるカーボンプレート搭載モデルを選ぶこともあります。厚底ばかりだと足の感覚が鈍るような気もするので、そういうときはペガサス ターボを履くこともあります」(鈴木)
「普段のジョグはなるべく柔らかいシューズを履きたいなと思っていて、最近はインフィニティ ラン 4をよく履いています。練習の強度が高いときはヴェイパーフライ 3ですね。レースのときも、最近はヴェイパーフライ 3を履くことが多いので、履きこなせるようになるために、普段の練習から履いています」(一山)
「普段のジョグはインフィニティ ラン 4かペガサス40を履いています。脚を作るための走り込みをするときはペガサス ターボで不整地を走ることもあります。リカバリーを目的にゆっくりとしたジョグをするときはインヴィンシブル 3、レースに近い動きをする練習ではヴェイパーフライ 3を履いて感覚を掴めるようにしています」(細田)
─初めてナイキの厚底シューズを履いたときどんな印象を受けましたか。厚底シューズを履くようになって練習メニューを変えたこともあるのでしょうか
「ナイキの厚底シューズは実業団に入ってから履くようになったのですが、初めて履いたときに感じたのは“反発が違う!”ということです。一歩一歩のストライドが大きくなりましたし、走っていて、凄く楽しいなと思った記憶が残っています。トレーニングでは体幹、上半身のトレーニングを取り入れるようになりました。懸垂などもやるようになって、上半身の動きで脚が勝手に回るようなフォームがだんだん身についてきているかなと思います」(鈴木)
「初めて履いたとき、凄く弾むように足が前に出るのが印象的でした。履きこなすためにはバランス力が大事だなと思っています。不整地でも片足でバランスよくブレずに立てるように、バランス系の補強を取り入れて、より強化するようになりました」(一山)
「初めて履いたのはナイキの厚底シューズが登場したばかりの頃だったと思います。足底へのダメージが少ないなと思ったのと、力を使わずに前に進むという感覚がありました。自分が想像している以上に進んでしまうので、臀部でしっかりと支えられるように、臀部の補強はしっかり入れるようにしています」(細田)
─2024年の目標を教えてください
「大きな目標としてパリ五輪で8位入賞したいと思っています。アップダウンの多いタフなコースを攻略するためには、心身ともにタフさが必要ですし、上り坂にはもっともっと強くなりたいなと思っています。パリが初の五輪出場となりますが、感じがことのない雰囲気や景色をむしろ楽しみ、支えてくださるみなさんへの感謝の思いを胸に、堂々とスタートラインに立ちたいです」(鈴木)
「パリ五輪は東京五輪のときよりもいい順位で終えたいですね。優花ちゃんも言っていた通りパリのコースはタフなので、しっかりと脚を作って、上りへの苦手意識もなくしないなと思っています。楽しみだなという気持ちでスタートラインに立ちたいですね」(一山)
「まずはファイナルチャレンジに出て、パリへの切符を勝ち取ることが目標で、その先でも勝負ができるように、この冬、しっかりとトレーニングを積みたいと思っています。ただ、気持ちけが先行してケガをしないように、自分の体の声を聞きながら練習を進めていきたいです」(細田)
MGCでナイキの厚底シューズとともに快走を見せた3選手。2024年の活躍にも期待したい!
PROFILE|プロフィール
左/鈴木優花(すずきゆうか)中/一山麻緒(いちやままお)右/細田あい(ほそだあい)
鈴木優花(すずきゆうか)
1999年生まれ。第一生命グループ所属。大東文化大学時代は全日本大学女子駅伝で3年連続で区間賞を獲得。卒業直前の2022年3月に名古屋ウィメンズマラソンに出場し、学生新記録となる2時間25分02秒をマークした。
一山麻緒(いちやままお)
1997年生まれ。資生堂ランニングクラブ所属。マラソンの自己ベストは2020年の名古屋ウィメンズマラソンでマークした2時間20分29秒(女子マラソン日本歴代5位。この記録によって東京五輪への切符を獲得した)。東京五輪では女子マラソンで8位入賞。
細田あい(ほそだあい)
1995年生まれ。エディオン所属。日本体育大学時代、3年時に関東インカレ5000m、10000mの2冠に。4年時にはユニバーシアード10000mで銅メダルを獲得。マラソンの自己ベストは2022年のロンドンでマークした2時間21分42秒。
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