「ホカ(HOKA)」が、2月22日にオープンする国内最大の直営店「ホカ 原宿(HOKA Harajuku)」の内部を、メディア向けに初公開した。記者発表会には、デッカーズブランズ シニアバイスプレジデントのマルコ・エラカーとデッカーズジャパンのリテールディレクター 黒田里和、同社でホカのディレクターを務める矢倉淳一の3人が登壇した。
ホカ 原宿は、神宮前交差点のラフォーレ原宿の横、「アネロ トウキョウ(anello® TOKYO)」の跡地という一等地にオープン。ホカの最新モデルから定番の人気品番まで、アパレルやアクセサリーを含む商品を揃える1階と、ランニングコミュニティ「HOKA RUN CLUB」のコミュニティスペースを設ける2階の2フロアで構成する。1階は、ホカのテクノロジーやイノベーションをイメージしたというクリーンな内装で、ブランドカラーである「ホカ ブルー」を全面に配し、陳列棚の上部には、ブランドのルーツである山々を映す液晶画面を設置した。同フロアでは、3Dスキャンによる足の計測サービスも提供する。2階は、畳のフロアや富士山を描いた壁など、銭湯をイメージしたという空間に仕上げ、ロッカーと更衣室、ベンチを設けることで、ランナーがランニング前後にリラックスできるスペースとして展開する。敷地面積は、約158平方メートル。
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1階
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ホカは現在、横浜のMARK IS みなとみらいに加え、アウトレットの軽井沢・プリンスショッピングプラザと三井アウトレットパーク横浜ベイサイドの3ヶ所に店舗を展開。今後は、名古屋への出店も視野に入れているという。今後の店舗拡大について、黒田氏は「ホカはホールセールで成長してきたが、今後は直営店でのビジネスも加速させたい。しかし、拡大スピードや、店舗の大きさは重要視していない。顧客のニーズに合わせながら、慎重に進めていきたい」と話し、原宿への出店理由については「この数年間、渋谷や丸の内、六本木、御堂筋といった都市でトライアルとしてポップアップを展開してきたが、その結果、多くの人のアクセスがある原宿への出店を決めた。より多くの人にホカを知って、シューズの履き心地を体感していただきたい」とコメント。マルコ・エラカー氏は、「原宿は、世界でも有数の都市だと認識しています。近隣には代々木公園があるため散歩やランニング目的の人の往来はもちろん、買い物や観光に来る人で常に賑わっています。多様なニーズに合わせたラインナップを揃えたので、お客様をお迎えするのが楽しみです」と話した。
同店では、オープンに際した施策として、国内初の取り組みとなるシューズの貸出サービス「フィール ホカ」を実施。2月26日まで3月31日までの期間、同店の営業時間である11時から20時までの1日限定でシューズの試し履きをすることができる。対象シューズは、ブランドを代表する「クリフトン 9」と「ボンダイ 8」の2種類。オンラインで予約可能だが、シューズに空きがある場合には、予約なしで誰でも利用することができる。
矢倉氏は、同キャンペーンについて「試しに履いてみていただくことで、私たちのイノベーションを体感してほしい。今後は、これまでの街履き需要によって注目されてきたデザイン性や履き心地といった側面だけではなく、本来のブランドの強みであるパフォーマンスを軸とした打ち出しを強化したい。より多くのランナーに選ばれるブランドになるためにも、沢山のランナーが集まるような店舗づくりをしていく」と展望を語った。
■HOKA Harajuku
所在地:東京都渋谷区神宮前1丁目11−11 グリーンファンタジアビル 1階 2階
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休
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