【動画】2017年にブレイク必至?ファッションブランドが押さえておくべき若手5バンド

 近年、インディーシーンからだけではなくファッション業界からも注目が集まっている若手アーティスト。昨年は「シャネル(CHANEL)」のカラー メークアップと音楽を楽しめる「シャネル ルージュ ココ オン ツアー(CHANEL ROUGE COCO ON TOUR)」でフィン(The fin.)が、「エルメス(HERMÈS)」がメンズの世界観を発信するイベント「The Nature of Men」ではデイグロー(DYGL)がそれぞれライブを披露するなど、ラグジュアリーブランドからも支持されるようになってきました。そこで、「FASHION&MUSIC」をテーマに掲げる渋谷カルチャーショップ「ボーイ(BOY)」のオーナーであり若手バンドにも造詣の深い奥冨直人が「2017年押さえておくべきバンド」をピックアップ。2017年にブレイク必至の若手5バンドを紹介してもらいました。

羊文学

101.jpg東京下北沢を中心に活動している平均年齢20歳のオルタナティブロックバンド「羊文学」。2011年に5人組バンドとして結成され、活動休止や数回のメンバーチェンジを経て15年11月に現在のメンバーで再始動した。シューゲイザーにも影響を受けた重厚なバンドサウンドと、意思のある歌声が特徴。



▶︎TOMMY'S REVIEW
冷静と情熱の間を駆け抜ける様な疾走感あるサウンドに、若い時期特有の青さや苛立ちを具現化する塩塚モエカの圧倒的なヴォーカルと楽曲センスが光ります。昨年は、フジロック・フェスティバル '16(FUJI ROCK FESTIVAL '16)ルーキーステージへの出演やカナダツアー等、精力的なライブ活動により着々とファンを獲得。僕自身、昨年最もライブを観たバンドの一つで、最近ではライヴで涙を流すことも。気になった方はとにかく一度ライブに足を運んで欲しいです。凄まじい存在です。

Balloon at dawn

Balloonatdawn2016.jpg

2013年に結成した関西発、平均年齢22歳のエレポップバンド「バルーン アット ドーン(Balloon at dawn)」。2014年に自主制作EP「Teen」を発売し、収録曲「Ten」は音楽メディアSpincoasterキュレーターが選ぶBest of track 2014の1位に選出される。同年にはロッキング・オン主催コンテストRO69JACK2014入賞。海外インディやチルウェーブ、シンセポップに影響を受けた淡くきらめいた音像と、かげりのある日本語歌詞を乗せた独自の楽曲が支持されている。

▶︎TOMMY'S REVIEW
海外のドリームポップやシューゲイザーシーンからの影響を感じるサウンドに青春の瞬きを詰め込んだ歌詞が交じり合い、甘酸っぱく切ない楽曲を生み出しています。2015年夏、東京での初ライブを観てから彼らのファンになり、ボーイ(BOY)でも自主盤CDを御取扱・完売となりました。幾度かのメンバー変更がありながらも、コンスタントに発表する楽曲陣はどれもフックがあって、次世代のメロディーメイカーの誕生を予感させます。最新作「アワーファインダー(Our finder)」は、より振り切れたポップソングで構成されていて、彼らが広い舞台へと繋がるイメージを拡張させてくれます。

THE ROAMERS

roamers_Shot_1.jpg
「ザ・ローマーズ(THE ROAMERS)」は東京を中心に活動をスタートし、メンバーチェンジを経て現在の4人編成に。結成は2011年。2016年にはシングル「tokyo alone」を発表し、リリースツアーでUK、国内でツアーを敢行。艶やかに通る歌声と独特のギターリフやピアノのメロディから編み出される力強く時折泥臭い、歪で芯のある音楽性が高く評価されている。

▶︎TOMMY'S REVIEW
近年の国内音楽シーンで、ブラックミュージックの影響を受けたバンドが急激に増えている印象です。そんな中でも一際目立つのが、ブルースやジャズ等のルーツミュージックを取り入れたダンディーなサウンドに、噛み付く様にソリッドなヴォーカルが特徴的な4ピースバンド、ザ・ローマーズ。ブラックミュージックだけではなく、ハードロックやサイケ文化も巻き込んだ音楽性がよりバンドの未来を期待させます。久々にこんなにもセクシーな空気が全面に出たバンドと出会いました。最新曲「ウェアーズ ザ キー?(where's the key?)」を一聴すれば、その色気にのぼせてしまうはずです。


MONO NO AWARE

IMG_2533.jpg

八丈島出身の玉置と加藤、都内の大学で出会った竹田と柳澤の4人から構成されるバンド「モノノアワレ(MONO NO AWARE)」。ポップかつ飽きさせない有機的に構築された楽曲と、哲学的でクサくない言葉遊び溢れる歌詞、ギリギリのラインをゆくその絶妙なバランス感覚を生かしたシリアスかつユーモア溢れるステージを展開している。

▶︎TOMMY'S REVIEW
八丈島出身のメンバーを中心に結成された4人組「モノ ノ アワレ」。日本特有のノスタルジアが溢れる詞世界と、何処か捻くれたメロディーラインや曲展開が癖になるバンドです。ミツメ、シャムキャッツにも通ずる、和的ながら音幅の広いユニークな楽曲を生み出す彼ら。MV・CDパッケージ等のアートワークからは、丁寧にモノ作りをする姿勢を感じ、そこにも好感が持てます。2016年は、フジロック・フェスティバル '16(FUJI ROCK FESTIVAL '16)ルーキーステージの最終日トリを飾りました。


DIALUCK

DIALUCK_A_201609_350d.jpg

大阪発のガールズトリオ「ダイアラック(DIALUCK)」は、2015年にデビュー。同年11月に発売した初の全国流通ミニアルバム「A First Aid Kit」ではM-1「セーシュン」のMVを加藤マニが担当し注目が集まる。ギターロック、ヒップホップ、R&B、J-POPとそれぞれの要素を融合したアンニュイな型にはまらない音が魅力。

▶︎TOMMY'S REVIEW
昨年、ヨニゲ(yonige)をはじめ関西のガールズバンドシーンに注目が集まった中で、一際抜けた存在感だったバンドが「ダイアラック」です。3ピースのシンプルな構成ながら1曲1曲の色付けがしっかりあり、次世代のチャットモンチーとも言えるでしょう。彼女達の主観的ラブソングは、今後より多くの共感を呼ぶ事間違いなし。昨2月に自主盤CDを御取扱・完売し、BOYでも大きな反響がありました。昨年11月、ファーストミニアルバム「ア ファースト エイド キット(A FIRST AID KIT)」をリリースし、東京でのライヴも増えているので、耳の早いリスナーの方は是非チェックしてみてください。

奥冨 直人


okutomi_naoto.jpgBOY -FASHION&MUSIC- オーナー
平成元年・埼玉県生まれ。渋谷にあるFASHION&MUSICをテーマにしたカルチャーショップ「BOY」を運営しながら、来年10年目を迎えるDJ活動も地域・ジャンル問わず精力的に行う。インディーシーンに詳しいことで知られ、TOMMYの愛称で親しまれている。
公式サイト
http://boytokyojapan.tumblr.com/