ノームコアからミリタリーへ 機能性重視の提案が増加

イセタンメンズ展示会で発表された「ユーティリティーズ・クリエーション」
イセタンメンズ展示会で発表された「ユーティリティーズ・クリエーション」
画像: Fashionsnap.com

 秋冬シーズンに向けたセレクトショップや百貨店の展示会で、メンズ・ウィメンズ共にミリタリーウェアの提案が目立っている。伊勢丹のメンズウェア部門の展示会では「ユーティリティーズ・クリエーション」と題して、国内外のブランドに別注したミリタリーウェアを発表。2014年から続くトレンド"ノームコア"の流れから「本質的な機能性に注目した」(イセタンメンズ担当者)という。

 伊勢丹新宿店ではこの秋、メンズ館7階のオーセンティックカジュアルフロアで、ミリタリーを大きく打ち出す。"ノームコア"のトレンドからシンプルな定番品が見直されているが、伊勢丹では機能性に着目し、メンズウェアの「ルーツ」や「本質」をミリタリーウェアから解釈。「アスペジ(ASPESI)」のM65ブルゾンや、第一次世界大戦中に英国陸軍から初めて"トレンチコート"と命名された「コービーファクトリー(CORBY FACTRY)」の復刻モデル、そしてダッフルコートの代名詞「グローバーオール(Gloverall)」など、歴史あるファクトリーブランドやもの作りにこだわったブランドと協業してマスターピースとなるウェアを製作した。カラーはオリーブグリーンだけではなく、着回し易いネイビーなどもそろえる。

 ストリートで流行している「MA-1」にフォーカスしたのは「レイ ビームス(Ray BEAMS)」だ。東洋エンタープライズが手がける「バズリクソンズ(BUZZ RICKSON'S)」をはじめ、「アー・ペー・セー(A.P.C.)」「アンユーズド(UNUSED)」「エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)」「トーガ オッズ アンド エンズ(TOGA Odds & Ends)」「ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)」といった老舗から人気ブランドまで、それぞれにウィメンズのMA-1を別注。更に「ビームス ボーイ(BEAMS BOY)」でもボンバージャケットやワンピースなどが提案されており、売場がミリタリー色に染まりそうだ。販売はいずれも7月以降が予定されている。