仏ファッション賞ANDAM「ピガール パリ」が2015年グランプリに

中央が「ピガール パリ」のステファン・アシュプール
中央が「ピガール パリ」のステファン・アシュプール
画像: Masahiro Kubo

 フランスの権威あるファッション賞「ANDAM Fashion Award(アンダム ファッション アワード)」の最終選考会が7月3日、パリ市内で開かれ、「ピガール パリ(PIGALLE PARIS)」がグランプリに輝いた。賞金は250,000ユーロ(約3,400万円)。5人のファイナリストに唯一の日本人デザイナーとして選出されていた「アンリアレイジ(ANREALAGE)」の森永邦彦は、惜しくもグランプリを逃した。(取材・写真・文:ファッションジャーナリスト 久保雅裕)

 その他のファイナリストには、「ウミット ベナン(UMIT BENAN)」「パラス パリ(PALLAS PARIS)」「ヴェトモン(VÊTEMENTS)」がノミネート。審査員には、ピエール ベルジェ(ピエール ベルジェ イヴ サンローラン財団代表)、フランソワ-アンリ ピノー(ケリングCEO)、ブルーノ パブロフスキー(シャネルグローバルファッション社長)、ピエール-イヴ ルーセル(LVMHファッショングループCEO)、ハイダー アッカーマン(デザイナー)といった、フランスのファッション界を代表する28人が参加した。

 「ANDAM」のファイナリストに初めて選出された「アンリアレイジ」は、2015年春夏パリプレタポルテコレクションから公式スケジュールでショーを行っている。同日に行われたプレゼンテーションでは未発表の新作を持ち込み「クラフトワークとテクノロジーを組み合わせた新しいポジションを見つけ、近未来のファッションを作る為に実験的なチャレンジを続けていきたい」という点を強調した森永だが、グランプリには及ばなかった。新人賞には「Léa Pockre(レア ポックル)」が、アクセサリー部門のグランプリには「Charlotte Chesnais(シャルロット シェスネ)」がそれぞれ選出された。

 同賞は、現地で活躍する新進デザイナーの支援を目的に、DEFI(フランス服飾開発推進委員会)の主催で年に一度開催。スポンサーには、ケリング、LVMHといったラグジュアリーグループが名を連ねている。今年の受賞者を発表するパーティーには、審査員をはじめ多くのファッション関係者や著名ジャーナリストらが集まり、注目を集めた。

(取材・写真・文:ファッションジャーナリスト 久保雅裕)