UAグループ伸び率No.1事業「クロムハーツ」値上げ後も好調 インバウンド追い風に

 ユナイテッドアローズの「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」事業が、今年6月の値上げ後も好調な売上を維持している。国内富裕層の他にも訪日外国人旅行者の利用が多く、同社の免税売上全体のおよそ6割を占めているという。

 国内クロムハーツは、為替レート変動による米国CHROME HEARTS社の価格見直しに伴い、一部商品を除いて6月から販売価格を変更。値上げ前に駆け込み需要があったものの、「反動減はわずかだった」(竹田光広社長)という。ユナイテッドアローズが8月5日に発表した2016年3月期の第1四半期決算では、同事業の4〜6月の既存店売上高は前年同期と比較して25.6%増加。グループ事業内では最も高い伸び率になった。

 ユナイテッドアローズの免税対応店舗はこの1年間でおよそ3倍、免税売上比率も前年同期比2%増の約3.6%まで拡大。「UNITED ARROWS」や「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS)」では、リモワ(RIMOWA)のスーツケースを8個まとめて購入するような"爆買い"や「ニューバランス(New Balance)」などの別注品を好む傾向が見られるが、主力事業以上にクロムハーツ事業の高価格宝飾品が人気で、グループ全体の免税売上を牽引している。